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−−パート9:ワンガヌイ編−−



 最初にお知らせ……今回は人名がいっぱい出てくるのでパート0と併せてお読み下さい。

 ワンガヌイ。パーマストンノースの北西、車で1時間ほどの所にある小さな街が今回の事件(←?)の舞台だった。ちなみにアクセントは「ヌ」。「大きな入江」という意味のマオリ語とのことである。ちなみにマオリ語は今でも、英語と並んでニュージーランドの公用語なので、今でも死語ではない。筆者も「キヨラ」(はじめまして、こんにちは)だけは覚えた。

 このワンガヌイには筆者、9月7日(日)と20日(土)の2回訪れたのだが、それと云うのもゲイルの実家がこの街で、彼女の両親をはじめ、親戚が大勢住んでいるのだ。で、最初に行ったとき筆者はゲイルのダディやステイシーと仲良くなったので、最後の休日にゲイルにどっか行きたいとこあるかと聞かれてワンガヌイと答えたのだった。

 さて、ワンガヌイ。最初に行った9月7日は、まずはゲイルの実家を訪問。そこでランチ食べたりお話ししたり小さいの(ジェニファーの末孫)に泣かれたりハーレーのスケボー乗ったらこけたりステイシーにドッジボールぶつけられたりイロイロあったのだが、さておき、マムとナナが夕飯用意してくれると云うので、ソレまで観光にでもレッツゴーということになった。

 で、今回の探検隊員は筆者、ゲイル、ジェニファーんちにホームステイしてる例の同級生、ステイシー、ハーレーの5人パーティだった。後で気付いたのだが、ステイシーとジェニファーの息子マイケルは同じ9歳なので、つまりジェニファーには孫と同い年の息子が居ることになる。いやそこらへん探せば玄孫と同い年の子を持ってる女王バチくらい何匹でも居るだろうが、それでも日本ではあんまり考えられなので、これは驚きだった。

 このパーティで探索したのは、植物園、歩いて登る小灯台、普通の公園くらいだったので観光と云うより散歩である。まあハーレーは小さいし、あまり遠出するのもなんなので、話しながら楽しんだカンジ。
 余談だがその普通の公園、なんか実物大どころではないレベルの、やたらでかいハンプティダンプティの人形があってミョーに怖かった。考えてみて欲しい、日本の公園に居るモノと云えばせいぜいが子供サイズのパンダやゾウの人形。一方でこちらは2メートル超のハンプティダンプティである。そしてハンプティダンプティはつまり一頭身の卵人間。つまり2メートル超の顔がただ生首のようにそこに居るのである!! そんなん夜には絶対近付きたくはない。

ワンガヌイ灯台。

 これがその灯台。写真で見るとそんな高さでも無いし、実際そう高いわけでもないのだが、昇ってみるとさすがに螺旋階段、屋上まではやたらと遠い道のりであった…。

あるいはイソギンチャク。

 で、こっちが今回ワンガヌイの植物園で撮った、でかいパイナップル(?)である。パーマストンノースの鳥・植物園にもあったし、民家の脇にも小さいのがあったり、ホントにニュージーランドなら何処でも見れる。この写真のは胴の直径が2メートル近く、高さ5メートル程という化け物である。

 そいや海岸には今時ローラースルーゴーゴーで歩道を爆走してるギャルが、しかも複数居たのだが…アレは当人がカッコいいと思っているだけで実は頭のサナトリウムに直行している途中だったのか、それともニュージーランドではマジでカッコいいのか、あるいは単に受け狙いでガリガリ音立てて走ってるのか、今思い返してもどうにもよく判らない。
 …と思ったら帰国後数年して日本でもキックボードなるローラースルーゴーゴーの姉妹品が大流行していた。してみるとニュージーランドは流行に関して日本の数年先を行っていたのだろう!!


 んで、二回目に訪れた9月20日は実は帰国前日で、翌21日にはもうパーマストン・ノースを離れるので、お別れも兼ねてやってきたのだった。ちなみにブレアは同じく21日の学生ラグビーの決勝戦に出場するためにオークランド滞在中なので、この時点では既にお別れは済んでいた。

 今回も例によってゲイルの両親の家をホームベースに昼食食べたりお話ししたり。観光については、筆者とゲイルとダディで郷土博物館みたいなとこに行ったくらいなのだが、ここは面白かった。国会議事堂にもあったマオリの浮き彫りや、ガレー船みたいなマオリの船が一階のスペース全部使って置いてあったり、夜になるとチャチャチャおもちゃのチャッチャッチャァアーとか歌いながら動きそうな素敵に不気味なアンティークドールが展示されていたりと、なんか目的のよく判らない空間だったが、まあ面白ければよかろう。

 アンティークドールと云えば、筆者は土産ってことでマオリの人形を買った。これは例えるなら、一昔前に流行った…のか、ソレともアレは単なる嫌がらせだったのかよく判らん黒人人形…ほら夜、枕元に置いて眠るといつもとは違う奇妙で幻想的な夢を見れた上、朝起きたら汗びっしょりになっていてダイエットにも効果ありそうな霊のもとい例の人形、あんなカンジだと思えばだいたい間違いはある(←あるんかい)。黒人人形はながいけんの「チャッピーとゆかいな下僕ども」にも出てたのだが、昔は筆者の家にもあった。何時の間にか消えていたのでやはり勝手に動くのだろう。

 で、このマオリの人形だが、寝かして置くと目を閉じると云う超科学の結晶で、こんな人形が部屋の片隅にいたらさぞ自己主張激しくて邪魔だろうと云うことで嫌がらせのために購入。土産って食べ物以外はやっぱ嫌がらせだろう…。

 この後ダディんちでディナーごちそうになって、みなとお別れして、さらばワンガヌイ。筆者がニュージーランドに居られるのも後わずかである。


ヒトツマエヒトツアト

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