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第6話「vs変なロボット!!」


−−幕間エヴォエヴォ劇場−−

 「おいチェイン! なんとネオジオポケットカラーで『エヴォ1』が出るんだぜ!? はああ時代はお手軽携帯用ゲームでポリゴンがぐりぐり動くまでに進化したのかさすが2000年ミレニアムッ!!」
 「なんぼなんでもそんなんぐりぐり動いてたまるか!! 画面写真見るに、オーソドックスな見下ろし型ダンジョンみたいだけど。なんかパーティメンバーと会話したりできるらしい」
 「え…じゃあ今までオレたちしてなかったのか会話!? イベントとか以外で」

 してませんでした。


 さて、とある部屋に入った瞬間、大きな音を立てて背後で扉が閉まる!!
 「馬鹿なッ! 自動ドアが勝手に閉まった!?
 「お約束だけど云いたいことはよく判る! しかもやばいぞマグ!!」
 ともあれ、部屋に閉じこめられてしまうと同時に毒ガスが吹き出てくる。しかもテロップで「敵がいなくなるまでドアは開かないよ」とか云うああ無情な世界であった。毒状態というステータス異常は、放っておくとどんどん毒が回り、どこどこ受けるダメージが増えていくのである。

 まあ毒状態だった以外は普段通りなので、ちゃっちゃと片付けて脱出。
 「やっぱ閉じこめられて毒ガスとか水とか槍天井とか蛇とかくるのって冒険だよな!!」
 「…そう…?」
 少なくとも蝙蝠の糞に当たったり1メートルの高さを足から落ちたりするだけで死ぬような例の洞窟探検家(英語で云うなら『スペランカー』)にはちょっと向かない冒険である。

 で、今まで書かなかったのだが、今作では移動中にもサイフレームが使えるのである。それはもう「スプレーパーツ」で壁に夜露死苦とかラクガキしたり「ボーリングパーツ」で温泉掘り当てたり「ハンマーパーツ」で100万円をハントしたりはちっともできないのだが(ちなみに全て実在するパーツ)、マグの場合は壁や柱を壊す、チェインの場合は高速移動、ペッパーの場合は空砲で運動会に重宝される(←違う)など、バラエティーに富んでいる。


柳生さんー!!



 余談だがチェインの高速移動、これさえあれば敵から逃げまくったり敵の索敵範囲外から後ろ向いてる隙に強襲掛けたりするのも楽なので、とかく雑魚ばっかわらわら出るディスペアの塔ではかなり重宝する能力である。さすがチェインというか。
 しかし、サイフレームでの高速移動は「フラミンゴ」背負ってるチェインだけであって、あとのふたりは必死でチェインの後を追いかけていくのである。それはもう列車に追いつこうかという速さでどかどか走るマグとリニア。さぞ疲れるだろう。

 「はぁ…はぁッはぁッ…ッまったくそんな文明の利器に頼っているからちっとも背が伸びないんだチェインはッ!(←負け惜しみ)なんかもうオレによこせそれッ!!」
 「何を! 10歳の時から背伸びてねえやつに言われてたまるか! マグだってそんなん背負ってるから重さで成長が阻害されてるんだ!!」

 ちなみにサイフレームというのは本来、文明の利器に馴れすぎて身体が貧弱なボウヤになってしまった先史文明人がよりラクをするために生み出されたモノである。そんな科学力があるんなら握るだけでパワー溢れる男に変身できる例のアレでも作って身体鍛えときゃあいいのに出てきた発想全く逆、そんなんに頼り切っていたらそりゃあ現代の冒険家だって…。

 とにかくそんなこんなで地上10階。例によって一旦街に戻りチェインをクビにし、グレを連れてくることにする。
 「またただ働きか!!」
 「…判ってるなら何も報酬、ミッション達成の時に一緒にいたかどうかじゃなくて時給制とかにすりゃあいいのに
 実際そんなんされたら嫌だが。

 そして、デプスの森の奥深くでマグたち三人を待っていたのは前作のシェイズ遺跡を彷彿とさせる変なロボットだった! 以下次回!!


ひとつマエエヴォひとつアト

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