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第11話「導かれし者たち・その2」

 また関係ないですが「モンバーバラ」と「権田原婆」って似てますよね。でも誰ですかその婆(←聞くなよ)。そんなわけで勇者たちが港町コナンベリーにやってくると、案の定何やら騒ぎが起こっていた。しかし何故にこう行く先々で勇者に解決されるべきトラブルが待っているのだろうか。運悪くその街が勇者の旅路から外れたら一生トラブル解決せずに、例えばアレクスはイムルの牢屋に入れられたまま何十年も過ぎたりトムじいさんの息子はボンモールの牢屋に入れられたまま何十年も過ぎたりクリフトはガーデンブルクの牢屋に入れたまま何十年も放置プレイされてたりするのだろうか(←クリフトは自発的なのか)。
 今回のトラブルは、魔物の棲みついた大灯台が怪しい光を発して船を沈めるから港湾機能マヒ状態、確かに港には実際沈んでる船と沈んでるその持ち主も見られさあ大変…と云う状況を打破すべく少し前にトルネコと云う商人が灯台の魔物を倒しに行った…はいいがそのまま帰らない人になっている(←死んでません)、とまあ、勇者たちが辿り着いたのはそんな折で、仕方ないのでトルネコ助けに行くことに。でもトルネコだって導かれし者の一種、死んだら自動的に教会に帰ってくる以上、来てないってことはまだ生きてるハズで、別にちっとも心配する必要もない気もする。ただ、ブライの曰く「教会やザオリクで生き返れるのは導かれし者とその仲間だけ」と云うケチな世界らしいので、やはり街の人もトルネコが導かれてるのか半信半疑なのだろうか。街の人は導かれし者の存在自体あんまり知らのんかもですが。そんな有名だったら導かれし者の自称仲間になる人殺到だろうし。でも魔物も生き返りますよね。

 さて、大灯台で会ったトルネコはここのクリアは自分では無理と知るやいなや、勇者たちに任せてとっとと逃亡してしまった。その行動に「さすが商人」とかミネアが感心するんですが、でも商人と云うのは信用第一だと思うので筆者としては「さすが成金」だと思いました。で…筆者のセオリーだと、ここはメタルスライムがやたらたくさん出るので一撃必殺聖水パワーでどかんとレベルアップして以降ロザリーヒルでドラゴンキラーとキラーピアス買うまでノンストップ…なんですが、プレステ版だと聖水パワー心底弱まってるので実力で倒すハメに。何時の間にこんな不良品になったのだ聖水。1しかダメージ与えられないって単に熱湯とかそんなレベルじゃないのか。それで疲れたので今回はレベルアップせずにクリアしてしまいました。
 けどルーラ失敗して天井に頭をぶつけるミニデーモンは懐かしいですねー。で、ソレに対するミネアの冷静なツッコミ、「勇者さんもルーラを使うときには気を付けてくださいね」と云うとこですが…すみません既に第4章でマーニャのルーラで天井に頭をぶつけていました。気を付けてくださいマーニャさん(←自分じゃん)。あとミネアの台詞ばっか書いてますがあんまり気にしないでください。
 ソレにしても灯台の光を取り戻すアイテム「聖なる種火」が実に目立つ場所にぽつんと置いてあるのもなんか、オバケとコウモリの出没する洞窟の中に不自然に用意してあるアイテムみたいなビミョーさである。魔物達はどうしてこう毎度詰めが甘いのだろうか。勇者一行などほんの少しハメてやれば(例:ボス戦終了後に何かボタンを押すと脱出できなくなる)そこから先に進めなくなってメーカーに苦情の電話殺到なのにこの詰めの甘さ。選択肢ひとつ間違えるだけでたまに即死ぬ推理アドベンチャーの犯人のあの詰めの深さから生じる垢でも煎じて飲めばいいのに。

 クリアしてコナンベリーに戻るとトルネコが船を準備して待ってて、自分は魔物に狙われてるから一緒に連れて行って欲しいとのこと。交換条件として船をくれるあたり、やはりトルネコも自分の立場を判っているらしい。だいたい冷静に考えたら魔物に狙われてる人など誰も一緒に居たくないであろうし、現時点でデスピサロに存在を知られたくない勇者ならなおさらである。そんなこんなでトルネコを仲間にし、勇者たちは南の大陸へ向かう。

 着きましたるはミントス、そこで商売の神様と云われるヒルタン老人から、岩山に囲まれていると云うドラクエ的にあからさまに怪しい箇所に×印の描いてある地図をもらう。ヒルタンはこの地図の謎を解くことができなかったと云うが…謎っていうかこれ単に「この×印のとこに何かある」ということだろう。そんな謎も判らんのか。ステキな神様である。いや「そこに行けなかった」って意味で「謎が解けなかった」のかもですが、ソレだったら素直に「行けなかった」と言うとも思うし。この謎が謎を呼んで言迷くらいになったブツについて誰か回答してください。
 あと宿屋に行くとクリフトが病気で死にそうになっていた。看病してたブライによると、アリーナは薬を取りにどっか行っちゃったとのこと。ってことでブライも仲間に加わり、一行はアリーナを追うことに。誰も居ない部屋に放って置かれるクリフトがやや不憫である。

 アリーナの足取りを追って貧乏王国ソレッタに辿り着くと、畑で王様が野良仕事をしていた。前代未聞の王様である。でもファミコン版で聞いたので現代既聞ってことで(←どんな聞)。しかし野良仕事するにも王冠被って王杖持って王マント着て王ヒゲ生やしてるこの王様は何なのだ。これが貴族の身だしなみだと云うのか。


もう惚れるよ。



 ともあれこの貧乏王国、なんでも以前は万能薬パデキアが採れ、ソレを輸出することで生計を立てていたのだが、今は普通の野菜で何とか生きている状態らしい。金のでなくなった金山のようなものか。もうみのもんたに頼んで愛で貧乏脱出とかした方が良いのではないか。王家を立て直すためにスタッフの考えた作戦とは!? 修行に行ったエンドールで悔し涙を流すソレッタ王!! それで翌週の放送では笑顔のソレッタ王に。更に後日の告げ口スペシャルでまた貧乏になってました(←過去形かい)。
 だが、南の洞窟にパデキアの種が保存してあり、魔物のせいで手が出せなかったソレを、アリーナが今取りに行ってくれてると云う。種さえあればソレッタ復興も夢ではない…ってことで、一行もアリーナを追って洞窟へ向かうことに。

 その結果としてソレッタにパデキアが復活するのだが、元を辿ればクリフトが病気になったお陰でのソレッタ復興。クリフトの癖になかなかやりますね!!(←やるのか)処で筆者はアリーナ必要なので今まで試したことないんですが、クリフト無視して先に進んだらどうなるんでしょうか。セカンドプレイでぜひ試してみようかと思います(…)。たぶん「キングレオ城にライアンが入った」と云うフラグが立たないんじゃないかなーと思うんですが。

 けど疑問なのだが、蒔いた瞬間にみにょーんと芽が生え花が咲くパデキアと云うこの植物はあまりに異常に過ぎないだろうか? この物理的に変な旺盛さの繁殖力ゆえにこその万能薬なのだろうが、ソレにしたってこんなパワーがあったら全滅する以前に吹きこぼれた種でそこらで勝手に自生してそうな気がする。こんなものをどうやって全滅させたと云うのだ。あるいは野良仕事をしたいと云う王様の陰謀だったんじゃないのか。みんなあの気さくな王様に騙されてるよ!?

 さて、この大陸での冒険は終わりを告げる。ヒルタン老人の元で修行したいと云うホフマンをミントスに残し、一行は別の大陸に向かうことに。しかしホフマン、割と勢いだけでこんな知名度だけの変なジジイについて後悔しないのだろうか。成金になるための先生ならトルネコも居るし、だいたい導かれし者の仲間でなくなったからもう君は生き返れないと云うのにこの決心。やっぱ君そんなだからそんななんじゃないのか。

 そして導かれし者も数えて7人、残すはライアンのみとなった。話しを聞くに、なんでもそのライアンは悪の城キングレオに向かったとのこと。いくらファミコン版より3レベルもパワーアップしっててもライアンひとりではキングレオに勝てようもない。一刻も早く一行はキングレオに向かう必要がある!! 以下次回!!


ひとつマエドラクエひとつアト

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