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第12話「導かれし者たち・その3」

 そんな訳で導かれし者どもがまず訪れたのはホビットの村、ロザリーヒルだった!!…って云うかなんかこう前回のヒキからぜんぜんつながってないような気も一部しますが大丈夫、あなたの貴重な時間とか記憶とかは余り飛んでないと思います。いや他の要件で飛んでるかもですが。ご確認ください。大丈夫ですか?(←聞くのか)
 ちなみになんでロザリーヒルかと云うと、今後の主戦力な勇者にドラゴンキラー、アリーナにキラーピアスを買いに行ったのでした。と云う訳でなんか武器がキラーばかりのデンジャラスなかほり漂う者どもに。しかしキラーと云えば、対イタリア人兄弟用の人面砲弾ってなんであんな発射速度が遅いのにちゃんと飛べるんでしょうか。実は催眠術とかで騙されて飛んでないかキラーさん。まあタヌキスーツで空飛ぶ中年男よりずっとナチュラルかつファンタスティックですが。あのヒゲオヤジの存在の不自然さはどうだ!?
 けどアリーナ、会話で鉄のツメにうっとりしてたり天空のツメが欲しいとか云ったりしますが、この姫様なんでそんなマニアックな武器にしか興味ないんでしょうか。だってツメですよツメ。古今東西世界を見回してみてもツメで戦うお姫様などウォーズマンくらいしか聞きません(←ウォーズマンかなり違います)。いや他にも居るかもですがとりあえず筆者の知る限り。

 さて装備を整えたら、次に向かうはいよいよスタンシアラ!! ここの王様を笑わせることができた者には望みの褒美がもらえ、またこの王家は勇者専用装備の天空の兜を持っているのだ!! ちなみに筆者なら「貴様の地位をもらう」と云って天空の兜以外にもイロイロゲットするんですがソレはダメでしょうか。
 んでも、王様を笑わせるのはトルネコのハイセンスをもってしても不可能なので、伝説のお笑い芸人パノンを連れてくる必要がある。そんな訳でモンバーバラでパノンを仲間にし、スタンシアラにルーラ、勇者は天空の兜を手に入れた!! さよならパノン。余りに付き合いが短すぎて僕は君のグラフィック覚えてないよ…(…)。
 でもスタンシアラの王様、人々に笑顔を取り戻すためにそんなおふれ出すのは方向性が少し違うような気がします。勝ち抜きお笑いバトルみたいにすればイイのに。でもまた関係ないですが「モンバーバラ」と「サンバーダード」ってもはや全く似てませんよね(←似てないなら云うなよ)。ちなみに「サンバーダード」は別に誤植でなく、昔「とんねるずのみなさんのおかげです」でやってた木梨vs石橋の特撮で、毎回石橋が高いところから落ちて死ぬストーリーでした。ツッコミ待ってます(←おい)。

 で、次に向かったのは海鳴りのほこら。もちろんかつてのアネイルの戦士リバストの鎧こと「天空の鎧」をゲットするためである!! 今のレベルだとここちょっときつく、筆者も延々と増殖するガオンの前に苦戦を強いられたのだが、浅いダンジョンなので何とか攻略し脱出。ちなみに筆者のパーティーはこの辺からエスターク倒す辺りまで称号ずっと「尻にひかれ隊」でした。なんか女性陣のレベル>男性陣のレベルだとそんなんなるみたいなんですが。

 まあそんなこんなで装備万端って云うか億端とか兆端とかかもだが、一行はようやくキングレオ城に辿り着いた。が、扉に鍵が掛かっていて入れない。そこにいた謎の吟遊詩人ホイミンの情報によると、戦士ライアンは既に中に連れ込まれてしまったそうで、もはや事は一刻を争う!!…ので、とっとと魔法の鍵を取ってこいやとのことだった。一刻を争わなくていいのか。そんなん扉が最後の鍵の扉だったり鍵穴にアロンアルファ詰めてあったりしたらもうライアン終わりではないか。しかしライアンだって連れ込まれたんだし、なら別に鍵取ってこなくとも騒ぎとか起こせば軽く入れてくれそうな気もする。

 まあソレは物語の都合上仕方ないのでコーミズ村のいいスライムから情報を得、西の洞窟の地下の隠し部屋で魔法の鍵を入手、ようやくキングレオ城に入れることになる。しかしマーニャの曰く「オーリンは魔法の鍵を持ってたのにわざわざ力ずくで扉開けてたのね」と云うツッコミはもっともである。彼は何か心に病でも抱えていたのだろうか。

 ちなみに筆者的な対ボスパーティーはたいがい勇者、アリーナ、マーニャ、ミネアのまさに尻にひかれ隊です。通常戦闘だと勇者とブライが入れ替わってAI任せなカンジ。この際ジジイのひ弱さがちょっとアレなんですが、ソレは呪文の破壊力と性格の悪さで補えますし(←補えてません)。ちなみに対メタル戦だと勇者とトルネコが入れ替わります。ブライの毒針でもイイんですが。処でブライの毒針とマーニャの毒針を比較して想像すると、何かもうイロイロな意味で大幅に異なっているようなイメージがあるのって筆者だけでしょうか。マーニャだとダンサーっぽく優雅に扱えそうなんですがブライだとどうか。


お年寄りには親切に。



 あとライアンとクリフトの出番は筆者の場合、かなり限定的です。ライアンは戦闘中勇者とかのHPがやばい時の壁で、クリフトは誰か死んだときだけと云う、もはや「さまようよろい」に呼ばれるホイミスライムのようなステキな存在感。ファンの方すみません。でも筆者もいのまたむつみ版ライアンは大好きなんですよー。あと柴田亜美版クリフト(さっちゃん)。ソレは何かむしろダメですか。

 さてキングレオ城に入り、隠し部屋に行くと、まだライアンが兵士に両脇を抱えられたまま扉の前にいた。今までこうしてたんかおっさん。で、勇者たちが近付くや否やぬおおーと兵士を振り払い、こちらを向いた。脱出できるんやないかい。あとたぶんこの瞬間歯とか光ったんじゃないかと思う。そんで隠し部屋になだれ込んだ尻にひかれ隊は雑魚兵士をライアンに任せ、キングレオと戦う!! ってもまあキングレオ自体はそんな強くないのでとっとと片付くが、なんとバルザックはサントハイムに居るらしい…と云うことで次に行くべきはアリーナの故郷サントハイム。そして物語は佳境へと向かう……つづく。


ひとつマエドラクエひとつアト

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