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第10話「導かれし者たち・その1」

 処で筆者の場合、「主人公・男・名前が付けられる」と云う条件が揃うとハメハメハ王国の伝統にならって自動的にジョニーって名前になるんですが(←なんでそんな伝統にならうのか)、この日記上ではドラクエ4コマの伝統にならって自動的に「勇者」と表記することにします。いやしかし冷静に考えると4コマにおけるドラクエ3や5のパーティーは何か異常ですよね。2の王子王女って呼び方なら普通にアリだと思うんですが、3では賢者さんとか武闘家ちゃんとかもうお前ら本当はとても仲悪いだろうってカンジだし、5に至っては嫁さん以外に名が呼ばれることのないこの崩壊家族パーティー。グランバニアの未来は心底暗そうです。ちなみに案の定伝統的にうちはビアンカでゲレゲレです。あと外せないメンバーはドラきち。泣くほど弱いのでボクは泣きます。
 けど個人的な話しですが、ドラキーってあんなにキュートなのに欠場しがちなのがとても切ないとこです。単細胞生物と云う設定の癖に目がある時点で実に生物としてとても異常な青タマネギより余程マスコットっぽい青さではないですか!?(←青さ関係ありません)いや確かにドラキーマやタホドラキーのあの色はなんかアレだととても思いますが。ぶちドラキーよりはましか。

 さて、勇者ジョニーの(←書いてるじゃん)物語は山奥の村から始まる。しかし今回の勇者のオフィシャル絵ってなんでこう物理的に変な通販アイテムの使用前みたいな貧弱なボウヤなんでしょうか。ファミコン版の頃はあんなに使用後っぽかったのに。あと女勇者もなんかパンツが気になって困ります。これが女勇者の正装か。
 で、ママに云われダディに弁当を届けるついでにピサロさんやシンシアと話し、家に帰ってしばらくすると、村に魔物が攻めてきて勇者はひとり放り出され、長き物語は今始まる。でもピーさんってなんでこの時わざわざ一晩泊まってたんでしょうか。さてはアレか、なんかのミッションをクリアしてつい自動的に「そして夜が明けた」とかテロップ流れてしまったとかか。あるいはロザリーに会いに行く途中本気で道に迷ったとか。

 しかしこの辺、やっぱ切ないですよねー。あと勇者が喋らないってのも個人的には好きです。最近のゲームって主人公喋りまくるのがなんかこう…ソレはソレでキャラ立ってて面白いし、だいたいギャルなゲーで主人公が一言も喋らなかったら毎回必然的にバッドエンドになるような気もしますが、ソレはのいても喋らない主人公ならばその時の(←バッドエンドの時ではありません)心情を想像で補えるし、ソレもまた乙なものです。

 村を出、南に行くと小さな家があった。これ勇者の祖父にあたるであろうジジイの家なので遠慮なくタンスからアイテムを強奪し、そのままブランカへ行くことに。処で勇者の母が誰かと云うのには諸説あるんですが、筆者は天空城でミニデーモンが世界樹の雫を育ててる部屋の隣の人説を支持しています。その人は実は親戚で、希望のほこらの人説や実は既に死んでいる説もあるんですが。

 ブランカをスルーし、エンドールでミネア、マーニャと劇的な出会いを果たした勇者は、今度は東の砂漠へと向かうことに。しかし前も書きましたが、カジノのコイン838861枚を4ゴールドで買えなくなっていたのがPS版最高の切なさでした。これによりこの時点で全員「はぐれメタルの盾」装備してノーリスクでキングレオあたりまで侵攻と云う野望はあえなくついえてしまいました(←そんなやり方…)。
 処でミネア、なんかもうかわいいですね!! いやあこう見えて筆者10年来のアリーナファンだったんですが、今回一気にミネア派に。なにせ勇者との会話の中で出てくる台詞がいちいちかわいいのなんの、特に姉マーニャへの愚痴などきっとこう衛藤ヒロユキの描くようなここではないどこかを見ている虚ろな目で話してるんでしょう。おおなんとかわいい(←かわいいのか)。

 そんなこんなで砂漠に付くと宿屋があり、なんでも徒歩では砂漠を超えられないが、ここの宿屋の息子ホフマンの持つ馬車さえあれば超えられるだろうと云う話しになる…が、そのホフマンは何かの事件で心を閉ざしていて、とりつく島もない。別にここまで散々タンスを開けてきた勇者なんだから今更馬車奪うことに抵抗を感じる必要もないと思うのだが、仕方ないので裏切りの洞窟で「信じる心」をゲットしてホフマンを改心させるハメに。しかし拾ってきたアイテムを見せられただけで一瞬にしてこうも人格が変わるあたり、この男そんなだからこんななんじゃないのか。


人はいつか変わります(←変わりすぎです)。



 けど思うんですが勇者の仕事ってなんでこうどうでもいいことの積み重ねなんでしょうか。こんな辺境の宿屋の息子が一匹ひきこもりになった処でどうでもいいじゃないか!? でも未来を見るとホフマンのお陰で移民の街ができるわけだし、オヤジに感謝されたりミントスの宿の万年平社員の妬みを買ったりと色々好影響もあり(←一部悪影響です)、やはり勇者の仕事は偉大なのか。

 ともあれあっさり馬車を手に入れた一行は特に役に立たないホフマンを仲間に加え、一路南へ。でも結局4人全員馬車の外に出で徒歩で砂漠横断してるのだから馬車全く関係ないって云うか、むしろ車輪が砂に取られるとか馬のパトリシアの世話とかホフマンのテンションとかの負担の方が多いような気がする。
 で、砂漠を超えて着いたは温泉町アネイル。ここにはかつて街を守って死んだ戦死リバストー♪(by詩人)と云う英雄が居た。で、教会に彼が着ていた天空の鎧が飾られているのだが、戦死リバストに聞いたらそれはどうやら何時の間にかすり替えられて今あるのは偽物らしい。一般常識で考えると何か矛盾してるんですが実は夜墓に行くと戦死リバストに会えます。ちなみにこの詩人の歌について彼自身はどう思っているのか聞きたいのは筆者だけではないと信じています。
 処で今回もいたアネイルのあざとい客引きの高い宿屋(ひとり10ゴールド)の男。安い方(ひとり5ゴールド)の宿屋に酷評されてますが、でも観光案内込みでの値段ならむしろ納得のお値段、例えるならアレですよ、アメリカの人面ネズミ園のオフィシャルホテルに泊まるとバカ高いですがそれなりにいろいろ特典があると云う納得の高さ。いや筆者個人としてはあの値段に納得するのには多少の時間を必要としたのですが、ともあれ観光案内のオヤジの熱心さにほだされてつい泊まってしまいました。でもその後も話しかける度にボタン押し間違えて観光案内聞くハメになるのでやっぱり要らんですこの人。


 そして、次に向かうは港町コナンベリー。ここでもまた導かれし者(ギリギリで)との出会いが待っているのだが、しかしその道は平坦ではなかった……つづく。


ひとつマエドラクエひとつアト

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