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第35話「杞人之憂・その五」


 さくら「ぱんぱかぱーん!! 今日2001年2月1日で『カオスシード』発売3.008周年です!! おめでたい!!(←なんかこう別の意味に取れないか…?)
 主人公「な…何その『.008』って!? ソレに君このシナリオに登場しないだろう!?」
 さくら「『.008』は、閏秒とか閏日とか閏年とかウルウルな女の子の瞳とかなんかそんな関係による無視できる程度の些細な誤差よ!? けして3日前に更新する予定だったのになんとなく遅れたとかその遅れさえネタにしてしまえとかじゃあミスターオクレを絡めるかとか云う変な都合じゃないわよもちろん!!
 主人公「いや…いいです判りました全てを今」
 さくら「でも関係ないけど『閏秒』は1秒で『閏日』は1日なのに、何故『閏年』は1年でないのかしら…?
 主人公「……」


 まあそのうちまたカラーイラストでも描きますので…で、所変わってこちら地上の洞天福国では、いよいよ真打ち、洞天福国指導者、王蒼幻(わんそうげん)が動きだそうとしていた。

 王蒼幻「…。あの若者の気が私を呼んでいる。行かぬ訳には行きませんね…」


いや…誰?



 さて、伊邪那岐(いざなぎ)を追い返し、最後の魔鏡「玄武鏡」を手に入れた主人公は颯爽と龍穴炉の部屋に戻る。ここまでに集めた4枚の鏡を全て龍穴炉の周囲にセットし、20000ペソのエネルギーを振り込めば必殺のトラップとなるのだ!! んでこの時点でエネルギーは最低でも14000発(←1ペソ=4円=1パチンコ玉として換算してみました)は溜まってるので、ちゃっちゃと残りを振り込むと、すぐにそのときは来た!! 龍穴炉がエネルギーでいっぱいになり、トラップが完成する!!

 馬明仙「…でも龍穴炉の力をトラップに使うなんて許されるの…?」

 確かに、大地を守るべき洞仙として、軽々しく龍脈のエネルギーを使うことは道義に反する…のだが、それくらいのことをしなければ最強道士、蒼幻には勝てない…ってこともないような気もするがまあ病は気から、甘いは砂糖、砂糖は白い、白いはジョーだし、それにだいたいそのハメ技テクを使えと云ったのはそも主人公ではない。

 主人公「はっはっハァー!! ドンウォーリー!! その罠提案したの火の部屋神イィコォールこの大地を守る土地神!! 責任の所在は全て彼にあるゆえ抜群の安心感で戦え!!」
 馬明仙「そんなデンジャアな土地神に守られている時点ですでに安心できないのでは…。

 大地を守るべき土地神にしては確かにアレであるが、まあ例えて云うなら自分の顔を他人に食わせる猟奇な趣味のアンパン男のようなもので、特にこれと云う問題は無いのだろう。しかしドンウォーリーと云えばウォーリーの恋人、あの顔から推測するに凶悪な犯罪者ゆえに探されているのだろうか。

 そうこうするうちにやってきた蒼幻は主人公を見やり、ふんはーと問答無用でバトル開始となるかと思いきや怪訝な顔で問いかけてきた。

 蒼幻「わざわざ龍穴炉で勝負をするとは大袈裟ですね…ええと、机はどこです?」
 主人公「? 机…? さては凶器攻撃か!?」
 蒼幻「? だって貴方は老師の敵をとるのでしょう? でもここには盤も駒もないではないですか」
 主人公「…あの…ワットハプンド? 老師は…」

 蒼幻の云うに、彼と三界老師は「将棋の」真剣勝負をして、それに敗れた老師は修行の旅に出たのだそうだ。もうなんかタイトル通りの杞憂である。で、真剣勝負と云うからにはてっきり老師は蒼幻に殺されてたと思ってた主人公、引っ込み付かなくなるも、選択肢として「急用があるので…」、「勘違いしてた」、「問答無用で戦え」…ってカンジで出るので、今回は最初の「急用」を選んでみた。

 主人公「ご…ごめんなさい。私、貴方とは付き合えません!!
 蒼幻「それは残念です。では、またの機会に…」

 蒼幻は帰っていきました…。いや…このオチも別に筆者が考えたのでなくマジでもう本編通り、英語で云うならメインストリート(←違)なのであまりそうなんと云うかブリザードな目でこちらを見ないでくださいマドモアゼル。で、結局この選択肢、どれを選んでも戦闘にはならず、「誰にでも間違いはあります」とか「貴方の老師は無意味な戦いを教えるような人だったのですか?」とか「はじめてなんです」とか、ごくごく無難に終わる。この世界での蒼幻の良い人さ加減がよく判る話しである。ちなみに他の世界の蒼幻はもうステキすぎる性格をしてるので同じ感覚で対応するとなんかもうギャルなゲーで正反対の性格のキャラに同じようなアプローチを試みたときのようないやんなカンジになるろう!!


 …と云うわけで蒼幻と戦うための準備は徒労に終わったが、主人公の心は晴れやかだった。この先もきっとこんな辛いって云うかある意味ビミョーな選択が待ち受けているのかもしれないが、それはまあその時に考えればいいことである。いつか誤った道を辿り直すことのできる日がくるなら。


 …終わり。次回は「大地の樹」の分岐した分で、その後「封印の門」の分岐分の後、「因果応報」の分岐分です…あとその前にこの「杞人之憂」の分岐分…はなんかえらい短くなりそうなんで今回まとめて書こうかとも思ったんですが、まあ解説や変なネタで水増しできるので、ちゃんと一話分として書きます。


ひとつマエカオスシードひとつアト

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