◆トップ◆更新履歴◆リンク◆
第21話「因果応報・その二」
主人公「ここは倉庫部屋(アイテム保管部屋)が作れないんだったな…ま、しゃあない。さあ今日の修行の始まりだ!!」
シナリオによっては話しの都合もとい風水の流れの関係で、部屋作成に制限が掛かる場合がある。まあアレだ、現実でも農業用地に家建てちゃダメだったり、景観条例で奇態な色の建物が作れなかったり、カツラだから髪型が制限されたりする道理、これは仕方がない。
そしていつものように龍穴炉を見付けたところで今日の仕事は終わり、帰途に就くことに。「龍穴炉」とは龍穴につながる井戸で、「龍穴」ってのは龍脈のターミナルポイントで、「龍脈」ってのはまあ大地の血管みたいなもので、「大地」と云えば鈴木大地ってそういや今何してるんだろう…とまあ、このゲームは用語解説にキリがないのだが(←自分のせいです)、まあ要するに龍穴炉にエネルギー振り込めば衰えかけた大地が甦るのだ。そしてそれが洞仙の仕事。
で、一日の仕事を終え、自宅に帰った主人公に背後から魔の手が迫る!! 凍ったバナナを手にした謎のシルエットの正体は!? ズギャーン!!
さくら「誰が魔の手よ!?」
主人公「うをびっくりした!!…って君は!! 確かずっと前に山ん中で会った…さくらだっけ?」
運命の再会であった!! なんでもさくらは主人公に相談があると云う…のだが、普通に考えれば2年前に会ったきりの相手に相談などしない。駅前で変なボードを首に下げた微妙な気配の人に相談するよりはマシかもしれないが、ともあれさくら当人も無茶は重々承知。一瞬ためらう…が。
さくら「かくなる上は! 当たって砕けろ作戦よ!!」
主人公「作戦なんかい!?」
さくら「あなた、ズバリ洞仙でしょ!! だってあのとき妖怪と一緒に居たじゃないの!!」
主人公「いや違う、あれはいわゆるひとつのポケモンさ!! 今時の日本人ならポケモンかデジモンかピグモンは誰でも飼ってるよ!! 6:3:1の割合で!!」
さくら「ピグモンが1割もいるの!?」
中にはドラえもんやウラワザえもんやホウサク・サモンのようなレアモンも居るのでここはひとつみんなゲットだ!! まあ洞仙かどうかはさておき、相談があるならまずソレを聞かねばと云うと、さくらは頷くが…。
さくら「えっとね…あっ暴れちゃダメ、くすぐったいわよ」
ちび龍「がう」
なんと、待ちきれなかったのか、ちび龍がぼんと飛び出してきた!!
主人公「!? 龍の子供!? でも…どこに隠してたんだろう…?」
もっともな疑問である。このゲーム最大の謎であろう!!(←違います)画面を見る限りさくらから飛び出しているので、台詞も考えるとその服の中に隠れてたのは間違いないだろうが、スカートも上着も割とタイトである以上、その中に隠していてばれない…と云うには少し無理がある。ならば結論はひとつしかない!!
いやまあ、「実はそのときだけ服が違った」とか云うオチなのかもしれないが、ともかくさくらの相談とは、このちび龍が何も食べなくて困ってるわあどうしようと云う話しであった。そして、洞仙ならば何か知っているのではないか?
主人公「なるほど、それで洞仙を探してたのか…」
さくらの意図が洞仙を害する物でない判った以上、隠しておく必要はなくなったので自分が洞仙と明かし、そして主人公だってバカのように見えても仙人、龍の食べ物については推測が付いた。おそらく、陽気の結晶か仙丹…陽気は仙窟を動かし大地を救うエネルギーだし、仙丹は仙獣を召喚したり部屋を強化するのに欠かすことのできないマテリアル。それぞれ仙窟の生産部屋と練丹部屋で毎ターン生産できる。
そんなこんなで龍の食糧問題も解決、では、とさくらは2年前のお礼と再会を祝してごちそうを作り、話も弾む。
主人公「うまいなあ…老師にも食べさせてやりたいよ」
さくら「老師…仙人ってかすみを食べるんでしょ?」
主人公「かすみ? 『デッドオアアライブ』の?」
さくら「食べるの!?」
食べません。この「仙人は霞を食べて生きる」と云うのは現実にも割とポピュラーな俗信なのだが、三界老師はトカゲやヘビを食べてるらしい。
そんなこんなで翌日、主人公とちび龍は仙窟へと向かうことにする…のだが。
さくら「私も行っちゃだめ?」
主人公「ダメだよ危険なんだから!! おとなしく待ってなさい」
さくら「ぶぅー…判ったよ」
そしてひとり残されたさくらは…。
さくら「兵隊の人たちって確か飛天石で仙窟に行くわよね…ようし!」
さてはて、なんかこの話しえらい長くなりそうなんですが、ともあれ今回はつづく。
▲ひとつマエ■カオスシード■ひとつアト▼
◆トップ◆更新履歴◆リンク◆