トップ更新履歴リンク

−−旅日記:横浜編−−


 ……こッ……怯え……!!(寂海王の声で)

 というわけで、かねてより行ってみたかった横浜中華街に加え、ナウなヤングの集うみなとみらい、くらげのファンタジア新江ノ島水族館、源氏ゆかりの古都鎌倉という、個人的に超贅沢な旅をしてまいりました。そんで何がそんなにも怯(こわ)かったのかはこの旅日記を順番に読み進めて行くと判るようになっています。答:観覧車(←早)。もう観覧車なんか乗らないよダディ。

 さて16日。監督さん、成田さん、パンキーさんの4人でまず行きましたは横浜中華街…の武器屋。いや本当に「武器屋」という看板が下がってて、品揃えも武器ばっかりなんですよ!! こんな判りやすい店はねえ…!! 問題はここが日本だということだけです。もう既に充分駄目な気がします。中国的には無問題なんでしょうか。店内は充実した品揃えで、槍とかトンファーとか古式銃とか匕首(ひしゅ。あいくち)とかブルースリーとか色々ありました。ブルースリーは武器なのか。
 街を歩いてみると、毎年うちの勤め先で中華街フェアしてることもあり、そこかしこに馴染みの名前の店が。この店はこんなだったのかと感慨もしきりでした。それはもうあの店の親父ムカつくねん(…)。いや具体的にどの店がどうとかは言えないんですが。あとは関帝廟。関羽が祀られているそうで…自分はあまり三国志には詳しくないのですが、パンキーさんについてお参りしてきました。手順とか教えてくれる方がいたのでよかったものの、異国のしきたりはやっぱり全然判らんですねー…。

 ランチは横浜大飯店という店で食べ放題。バイキングでなく注文するタイプの食べ放題で、これがけっこうゆっくりペース。2時間くらい延々と食べたりしゃべったりで…したが、なんかこうメニュー(の書いてあるチラシ)がステキでした。それはもうメニューの脇に書いてある解説が…「うまい」、「美味」、「めちゃうま」、「激うま」、「これは、うまい!!」…判ったから。もういいから。君は頑張った。感動した。でも一個だけ「コシヒカリ米」とあったのが謎なんですが。料理はしつこく言うだけあって美味しく、特にデザートの杏仁雪羔(ソフトクリーム)はデリシャスでした。物産展で食べ回ってきた全国の有名ソフトのどれとも違う味。

 お次はみなとみらい。ランドマークタワーとか、ギネスブックが世界最大と認定したこともある(※ガイドブックより抜粋。この素直になれない解説はどうか)大観覧車コスモクロック21とかのある場所です。中華街から大さん橋までは歩きで、そこから水上バスでランドマークタワー…の予定だった処、折悪しく最終バスと入れ替わりの時分に着いてしまい、タクシーを使うことに。しかしこの大さん橋、いたるところで平仮名で書かれてるのですが…逆に違和感があるよ!? 成田さん「横浜市民は『桟』が読めないんですよ!!」に対し横浜市民の監督さん曰く「いやあれは『大さん』という方が居てですね!?」。そうなのか大さん。
 ランドマークタワーは、さすがに日本一の高さの展望。日が暮れていたのですが、ギリギリ富士山もシルエットで見れました。というか富士山初めて見たかも。あとトスポくんも居ました。
 降りた後、汽車道をてくてくと歩いてコスモクロック21へ。パンキーさん曰くタイムショック。確かに…。そしてそのコスモクロックが、監督さんのおかげですさまじい恐怖の15分に。揺らすわ語るわ。演出の妙というやつでしょうか。それはもうブチャラティさんも言ってますが「あんなスローな痛みを一撃ではなく……連続して食らったなら……おれはきっと痛みのショックで死んでしまう!」、そんなスローで持続する恐怖ッ!! そんなこんなで安全地帯に帰還した後、成田さんに延々と殴られる監督さん。ほほえましい光景でした(…)。
 その後、横浜駅まで戻って成田さんのおごりでカニ道楽へ。タイガーの好きなあのカニです。黙って食わないとバットで殴られるあのカニです。その節はご馳走様でした。

 明けて17日、ご用事の監督さんに朝だけご案内いただき、スターバックスや横浜のアンダーグラウンド部分(例:とらのあな)を巡って以降一人旅に。しかし横浜のとらのあなやメロンブックスは人目をはばかるように存在するんですねー。あれはやはり秋葉原の方が特殊なんでしょうか。あとは伊勢海老キャッチャーのあったゲーセンへ行ってみたんですが、さすがに伊勢海老も絶滅したらしく、代わりにチェルノブが居ました。というか居ていいのかチェルノブ。あと「トリオ・ザ・パンチ」も。自分このゲーム名前しかしらないのですが、監督さんが「このトリオは忍者・剣士・芸人だと思っていた」とおっしゃっていたのが…言われてみて今検索してみると確かに。もう岡村の人にしか見えないよ!?


 さて、いよいよやってきました新江ノ島水族館。行きは藤沢駅から小田急江ノ島線で行ったのですが、駅からの地下連絡通路が既にファンタジー。なんか壁がブラックライトでキラキラと、そこをあえて訳して黒光ってました(←やな訳だな…)。さすがに日曜、館内はかなりの混雑でしたが、他には目もくれず一直線にクラゲファンタジーホールへ…行こうとしたらいきなり入ったところで「鈴木朱紀子写真展 海月宙」という素敵過ぎる展示で足止め。いやしかし生のくらげに比べたら写真のくらげなどッ…!!
 そしてメイン目的のクラゲファンタジーホール。山形編のクラネタリウムに比べるとくらげの種類は半分程度なのですが、それでも圧巻でしたねー。あと今上陛下研究ゾーンの方でもギヤマンクラゲとかマミズクラゲとかいました。少し陛下に親近感が出てきたですよ。
 しかしどこかに世界最大のくらげ(全長60メートル)を見れる場所はないものか。そんなもん置く場所がないですか。その名もキタユウレイクラゲ(ライオンズメーンジェリー)。ホームズの話しにも出てきた「ライオンのたてがみ」の名を持つくらげ。日本のキタユウレイクラゲは小さいのですが、英国だとジョンブルパワー(例:ロビンマスクの人)で上でいう60メートル(傘サイズ2.5メートル)くらいのも出るそうです。というかシロナガスクジラの倍くらいあるよ!? 素敵だ英国。

 くらげ以外はあんまり印象に残ってないというと全国の水族館マニアに怒られるので…そういえばイルカショーのお姉さん方がすごかったです(←怒られそうです)。微妙な衣装で踊る踊る。あれだとイルカよりお姉さん見てる人が多いんでないのか。あとミナミゾウアザラシのみなぞう…なんかこう本栖湖のモッシーとか屈斜路湖のクッシーとか洞爺湖のトッシーとかみたいなネーミングですが、とりあえず日本の伝統なので大丈夫です。このみなぞうが本気で心底に巨大で、もはやロシアのザンギエフでも不覚をとりかねんようなアザラシ。
 そして売店がまたくらげづくしでした。ネーミングからしてどうかと思うクララ&ゲララのグッズとか。くらげクッキーとか。光って唸るミズクラゲとか。この光って唸るミズクラゲがえらい可愛いねん!! それはもうしっかり買っている自分がここにいます。ゲララ(青色くらげ)のシャーペンも買ったさ。クララ(桃色くらげ)は何となく名前が敵なので駄目です(←何で)。ああもうこの水族館素敵過ぎる。またそのうち行ってみたいですねー。

 その後、江ノ電の方の江ノ島駅まで歩き、路面電車で鎌倉駅までのんびりと。この近所の腰越状で知られる満福寺とかも行ってみたかったんですが、それはまたの機会に。しかし水族館から江ノ島駅までの途中に「射的・スマートボール」と書かれた店がしかも複数あったんですが…ちょっと待て。本当にここは江ノ島なのか…!? 自分の知っている湘南ワールド内にそんなダディテイストあふれる単語は欠片たりともねー!! もっとこう異国情緒ざわめく若人の街というイメージで…と思っていたらインド雑貨らしい店に「おしれサンダル」(おしゃれと言いたいらしい)とか書いてあって和む自分。これだ、これが異国情緒というものだ!!(←やな情緒だな…)あと関係ないですがホテルニューカマクラとかカタカナで書かないで欲しいとちょっと思いました。漢のママさんとか居そうで。
 ともあれサーファー舞い踊る海を見つつ、揺られ揺られて着きました鎌倉駅。懐かしい…いや中学生の頃、修学旅行で一度乗ったんですよねー江ノ電。銭洗弁天と大仏を観に行った記憶が…ということで、今回は鶴岡八幡宮。おおうここが静御前の舞った場所!! 舞殿でちょうど結婚式が行われていたので覗かせていただいたんですが、こちらも綺麗でしたねー。
 せっかくだからと宝物殿も。小さいながらも源平合戦の屏風絵とか、武具や十二単とかも見れて、これで入場料100円はお得でした。でも屏風絵、じっくり見ると割と笑えるかも…。なんかバカ殿みたいな顔の人とか居ましたよ!?

 そしてここで時間切れ。そのまま鎌倉駅へ戻り、帰途へ着いたのでした。いやー2日間ながら濃い旅行でしたねー。あの辺はまだ行ってみたい場所もあるので、またいつか再訪してみたいものです。




トップ更新履歴リンク
inserted by FC2 system