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−−旅日記：港町新潟編−−

　さてはて北は山形、南はニュージーランド、東も実はニュージーランド、西は山口（修学旅行で行った）、上は異世界まであちこち旅しておいていまさら地元新潟の話しですが、いやあ実はちゃんとした港は行ったことなかったんですよねー。佐渡島や北海道に行く船は実は信濃川から出てるのです。
　で、今回知人…正確に言うと黒仲間なＲＴＢさんがお仕事されている船が新潟、山ノ下埠頭で一般公開されるというので覗きに行ったんですが…調べたらけっきょく信濃川の中じゃん！？　今改めて調べると、実は新潟港＝信濃川の中で、更にその先の新潟西港（北の国のアレがくる港）がやっと海に面してる…とのこと。何ですか真の港を見るにはそこまで行かんとならんですか新潟。いやむしろ北のアレは信濃川まで入れたくないということでしょうか（…）。

　で…あんまり詳しく書くのもアレなのですが、一般公開されていたのは護衛艦。船というと筆者は佐渡へ行った時のジェットフォイル、ニュージーランドへ行った時のジェットボート、川に遊びに行った時空気が抜けて図らずもジェットっぽくなってしまったゴムボート（その後沈没）と、どうもジェットな船を除けばディズニーランドの兄貴船（←やな言い方）くらいしか乗ったことがないんですが…今回は船ではなく磯野さんでもなく「艦」（ふね）！！　けっこうワクワクしながらバスを乗り継いで行ってみたのでした。

　着いてみれば町内会のノリで、仮設テントで飲み物やら記念グッズとか売ってたりする中、岸壁に佇む２隻の大きな艦。ＲＴＢさん何処にいるのかなーと探しつつ乗船すると、すぐ入場口にＲＴＢさんが。先方から発見捕捉して待ってていただいたとこのことで。そしてお仕事中なのにも関わらず、１時間ばかりご案内していただくことに。いやーその節はありがとうございました！！　各所にてあれがミサイルだあれがレーダーだあれが信号に使う旗だと、詳しい使われ方まで解説していただいてもう。実際そういった、本とかだと載ってない細かい話しを聞くのは面白いものです。ぱっと見なんだか判らないモノも多く、いろいろ勉強になりましたねー。あと覗かせてもらった望遠鏡は恐ろしく遠くまで見えた…というか、何が見えているのか判らなかったくらい鮮明でした。肉眼だと存在自体が見えないものさえ見えるよ！？　スゲェ超科学だ！！　いや筆者の目が悪いだけかもですが。
　ＲＴＢさんご自身のお仕事は見せられない類のものだそうで、ちょっと残念な処…一般公開とはいってもやはり入れない場所も多く、この辺がギリギリのラインなんでしょうか。「女子トイレ」という張り紙があったのがちと気になったんですが。別の意味でギリギリですか。
　そういえば艦内でもグッズを売ってたんですが、何でも艦ごとにちゃんとグッズがあるとのことで。それもそれですごいなあ。マニアな人はコンプリートしてるんだろうか。ふと周り見るとマニアっぽい人がそこかしこに。いやさてはマニアなフリをした工作員とかでは…！？

　あとは抽選だったそうなんですが、体験航海も行ってみたかったですねー。またの機会には応募しよう…。キャンセル待ちもアリということですが。もし機会あったら他の関係者の方もぜひご一緒に。しかし関係者といえば、８月の東京の祭典にはＲＴＢさんもキッチリ行けるとのことで羨ましい限り。くそうオラも行ける予定だったのに…！！


　さてはてお仕事に戻るＲＴＢさんと別れ、せっかくだからと帰りは朱鷺メッセ〜マイ職場、万代シティまで信濃川河岸をてとてと歩くことに。いやあ歩いて初めて判るこの港町っぷり。それはもうロシヤの言葉の店があったり２cmくらいのフナムシがいたりしますよ！？　というか職場の近所にそんなんいないでください！！　僕たちを助けて。

　けどこの炎天下、２kmほど歩くのはけっこう無謀でしたわ…。心底暑かった…朱鷺メッセに着く頃には既に気力が。こんな状態で目的の大英博物館の至宝展とか見てもなあと思い、先に展望台に登ることに。そう、朱鷺メッセ展望台は新潟で最も高い125ｍ、しかも無料で時間無制限と、なんかレインボータワー（100ｍ・有料・時間制限アリ）の価値が一切なくなってる気がするんですが大丈夫、朱鷺メッセはくるくる回りません（←価値それだけか）。
　で、筆者初めて登ったんですが…スゲェ！！　天気のよさもあいまって遠くは粟島、佐渡島、近くはさっきの護衛艦までくっきりと。そして何より、何処までも深く青い日本海。しかしここに橋が架かるのか「バウワウ！」。そうすると「街」はあの辺になるんだろうかとか考えつつ。今更ですが、成田さんが取材着たときも、レインボータワーよりもこちらがよかったかも…。

　そこでしばらくぼんやり景色を観つつアイス食べたりしているうちにイイカンジに熱が引いたので、そもそもの目的、５階まで降りて、万代島美術館へ。積年の大英帝国の略奪の歴史が今まさに！！（←やな見方）死体でも神像でも平気で他所から奪ってきて展示。それがジョンブル。なんか霊とか一緒に憑いてきてそうな気がしたよ…？
　しかし夏休みの土曜だけあって人多かったですねー。やはりこんなクソ暑い日は人類みなインドア派ですか。個人的には籠みたいなカンジの海図がいちばん面白かったかも。や、ホントに餅を焼く網みたいな、植物を編んで島の位置に貝殻くっつけただけの海図なんですが、こんなんで大海原を航海してたんだなあと。あとよく歴史の教科書で見る銅鐸…こんなでかかったのー！？　１ｍくらいあったよ…もう殺人現場にあったら即疑わしい鈍器ですよ！？　そんなん存在する時点で疑わしすぎますが。あとはロゼッタストーン（の複製）も微妙に面白かったかも。

　そんなこんなであとは万代シティまで歩き、せっかくだから途中までアナスタシア号で帰ろうかとも思ったんですが、疲れたというか暑すぎてもうダメだったので素直にバスで帰ることに。や、終点のふるさと村まで行くとちょうど家まで半分くらいなんですよねー。そういえば朝の計画ではこの後映画でも観て時間潰した後、海に沈む夕日でも見てこようとも思ったんですが…なんでこんな暑いんだ新潟。エアコン世界でしか生きてないから気づかなかったよ…。
　でもマジ、夕日も綺麗ですよー。日本海夕日キャンペーンというサイトがあるんですが、これの写真大賞とか見るともう。今度は夕暮れ時に朱鷺メッセ登ってみるかなあ。職場から歩いても15分くらいなんですよねー。

　というわけで今回はこの辺りで。今度は何処へ行こう。というか夏コミ行きたかったなあ…ＲＴＢさんにしっかり悔しさを伝えておきました。くそう。


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