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−−旅日記:佐渡島編−−


 佐渡島は広い。どれほど広いかというと実に854平方km、東京ドームが2万個くらい入る程…のような気もするんですが計算にあまり自信がないので2〜3桁程度の誤差があっても許容していただければと思います(←ダメじゃん…)。もっと簡単にいうと東京23区の1.5倍くらいだそうなのでアレですね、東京34.5区くらいといえばちょうどいいでしょうか(←どんな計算)。
 ともかく広い上に起伏が激しく、加えて交通網があまり整備されていないので「朝出てちょっと遊びに行って金山でも見て夕方の船で帰るカンジー?」という行き当たりばったりなプランで行くと、おそらく「金山でも見て」のあたり…否、下手をすれば「行って金」のあたりで一日が終わってしまうのです。これでは行って金使うだけのステキな思い出が今生まれてしまう…!!
 さらに…県外の方からすると新潟県も佐渡島も北の国も同じような印象かもですが…実のとこ、新潟市周辺の住民にとっても、佐渡島は遠い場所なのです。つまり…例えるなら「日常とつながっている場所」でなく、「旅行で行く場所」なんですよねー。そんななので東京の方が気分的に近いのです。あと個人的には秋葉原の方が近いのです(←やな個人だな…)。

 まあそんななので先週成田らゃいげさんに「日帰りで佐渡行きプラン」を持ちかけられたとき、筆者としてはなんか自分が3コマめの大阪さんみたいになった感覚に襲われたんですが…いやー行けば行けるもんですねー。と、いうわけでフリが長くなってしまいましたが行ってきました朱鷺メキ(ときめき)の島、佐渡島。なんかうつくしま福島と同じようなセンスだ…。そういえばラムちゃんの話す言葉が微妙に佐渡弁です。だっちゃー。「生きとるっちゃ佐渡」って本あったなあ。あとランプランプの話す言葉がおおよそ新潟弁です。らー。

 さて、新潟駅、忠犬タマ公の近くのゲーセンで成田さんと合流、帰省客に混じってジェットフォイルで1時間、着きました両津港。それはそうと忠犬タマ公、名前からしてハチ公のパクりのような印象を抱かれるかもしれませんが、問題は犬なのにタマという点です。いやもとい、このタマ公、新潟では知る人ぞ知る有名な犬で…それは実はちっとも有名でないような気もしますが、雪崩で生き埋めになった主人を二度も救ったというわんこです。でも二度も生き埋めになる主人もなんかジョセフ・ジョースターみたいです。ステキだ。
 ともあれ今回は成田さんのお仕事の関係で着たので、そのままタクシーにて佐渡の東端、姫崎灯台へ。けどこのタクシーの運転手さん親切でしたねー。行った先が辺境で、帰りに困るだろうということで、料金も取らずに1時間以上も待っててくれたのです。もー代金奮発したね!!
 で、この灯台には特に何もなく…いやもとい、とりあえず世界の灯台百選ということで微妙にすごいらしいですが、それよりも海、綺麗でしたねー!! 新潟の海というともう、中は信濃川がはるばると遠方からいろんなモノを運んでくるわ、外は北の国からはるばるといろんなモノが自分の意思でくるわとアレなことこの上ないのですが、佐渡の海は普通に底まで見えるんですよねー。でも巨大なフナムシはちょっと嫌でした。
 灯台の方は、小さな資料館みたいなとこがあってちょっと面白かったかも…ってくらいでした。それはもうなんか変な宇宙服の頭部みたいな灯台の模型があったんですが、これを通して人を見ると顔だけが逆さに見えてしまうホラー状態に。
 この灯台、新潟−両津航路の途中で海上から見ることもできるので…いや海上から見えない灯台はそれはとりあえず百選でなくて七不思議とかに選ばれてそうですが、佐渡へ行った際にはぜひ横目でスルーしてみてください。

 そして両津港へ戻り、タクシーの運転手さんと別れ、軽く昼食をとって散策。すぐそばの加茂湖(海とすぐつながっている)を覗いてみた…ら、これがもー、潮流?にのって流されてくるミズクラゲがー!!(…)もー佐渡にきたらアレです、必死で泳いでるのに流されてくるくらげたちをぜひ一度見てください(←やな観光)。でも加茂湖、湖に面した家には船着場がついてたり、手を伸ばせば触れるようなとこに魚の群れがいたり、なんか住んでみたい場所でしたねー。日がな一日くらげ眺めていられそうだ。

 その後、成田さんが電話で話していた監督さんへの嫌がらせもとい心温まるお土産を選んだりしているうちに帰りの船の時間になり、正味4時間半の佐渡観光を終え、戻ってきた新潟市では、筆者の勤め先の隣で日夜うぃんうぃん回転している怪しい例のレインボータワーで今度は新潟の夜景を見ることに。天気のよい昼間だと佐渡も見えるんですが…夜では見えなかったですねー。佐渡はあんまり光がないから…かな? 逆に、佐渡から新潟も見えませんでした。タクシーの運転手さんのいうには場所によっては見えるとの話しでした。

 …とまあ、旅行というにはあまりに短すぎる佐渡滞在でしたが、いずれまたゆっくり泊まりで着たいですねー。ジェットフォイルは移動にはいいけど、旅を楽しむというならカーフェリーの方がいいかも。




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