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第7回「バロック」(後編)

スティング/1998年/セガサターン

 さて一部でお待ちかねの後編はゲーム内容を中心に書こう。内容と云えば以前「バロック」について勝手に素敵なコピーを考えてみたことがある。「明日君と生きるために、今日僕は死ぬ」。

 エド「いきなり嫌なネタ振りますね」
 ジョ「なんか心に病抱えてるんじゃないか…?」

 いや実際そんなゲームなのだ。大概のゲームでは一回死ぬだけでキャラの残数が減るとか、リモコン爆破とレンガ通過と爆弾通過と爆風耐性が出来なくなっていきなり大ピンチとか、「あなたはしにました」と云うなんか冷静に考えるとスゲェ台詞云われるわとさんざん世知辛いゲーム界の中、「バロック」は死んでも死んでもペナルティー無いどころかむしろ死なないと話が進まないと云う、史上希に見る素敵なゲームである。弊害と云えば上級天使がどんどん愉快になってくくらい。

 まあともあれ、ゲームは赤い空の下、廃墟と化した工業地帯のような場所から始まる。で、ぼこぼこ湧き出る異形を腐った心臓に変えたり腐った心臓食べて腹壊したりアリスに腐った心臓プレゼントして怒られたりしつつ神経塔を地下へ降りていき、最下層で待ち受ける創造維持神に腐った心臓投げつける…ってカンジのストーリーも可能である。

 ジョ「可能とか不可能とか云う以前の問題じゃないか…?」
 エド「このゲーム、千人居れば千通りのプレイスタイルがあるってことですよ」
 このゲームホントに何でも出来るので、ぜひこれは実際に試して欲しい。しかしなんぼなんでも上のストーリーは普通の千通りの中には無いような気がするが、まあ大丈夫である(←何が)。ソレはそうと最近発表されたムキャの「デスピリア」って妙にバロックっぽい。


 さて後書くこと無いので(←早いなおい)攻略ページで書き漏らしたテクニックでも書こう。真面目にストーリーを進めるだけだと最下層に着く度にアイテムは何処とも無く消えてしまうので、「次の自分」がまた最初から装備を育てなければならなくなる。これを避けるために最下層に着く前に感覚球で地上に送っておけば「次の自分」にアイテムを持ち越すことが出来るのだ…が、感覚球の数には限りがあるので、たまに上様の所まで着いてもまだ転送したいアイテムが複数あることがある。そんなときは即自殺。これなら俺印押してある限り幾らでもアイテムを持ち越せるのだ。そんな訳で上様の居る階での自殺率は青木ヶ原樹海より高い。


けど楽しんでそうだよなこの人。



 エド「これネタバレになるんですが、上様に『オリジナルだな? 私には判る』と自信満々に云われてから自殺するとものすごい嫌がらせですよね。日頃上級天使に含む処のある方はぜひお試しあれ」
 ジョ「別にストーリーに変化はないけどな」

 その後で行ってもまた「オリジナルだな?」と云われるのだ、きっと前のやつが死んだのを良いことに、やっぱ今のナシよとひとり死体を前に言い訳してたんであろう。

 今回はここまで。次回は再びレゲー、「六三四の剣」で行きます。


ひとつマエゲーム雑談記ひとつアト

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