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第5回「チャレンジャー」(後編)
ハドソン/1985年/ファミリーコンピュータ
エド「処で『チャレンジャー』ってキレンジャーよりカレー好きそうですよね」
ジョ「いや…そんなん考えるのはお前だけだと思うぞ」
さて2面…の前に、なにげにタイトルが同じな「エヴォエヴォ日記」のエヴォ2編第1話で云ってた裏技の話しをせねばなるまい。そう、1面の最後で列車から突き落とされる前にドン・ワルドラドにナイフを12発命中させれば2面をすっ飛ばすことが出来るのである(後述するが、2面と3面は行ったり来たりなので次が4面)。「殺られる前に殺る」を地で行く裏技だが、前回書いたように、あからさまに2面だけシステムから違うことを考えるに、けっビル(←実在の人物とは関係ありません)のやつめわがまま通しやがってこんな面俺要らねーから即すっ飛ばせるステキな裏技作ってやるぜ!? などと加えられた裏技なのだろう。
で、2面である。これは横スクロールな列車を行ったり来たり落ちたら死んだ1面と違って見下ろしアクションで、行ったり来たりはするが落ちて死なない。いや蟻地獄の真ん中の四角い穴とかデザインに何の工夫も脈絡もなく地面にぽつんと空いている謎の黒くて四角い穴とかにハマって死ぬことはあるが、ともかくやたらめったら広くて歩いてるだけで脱水症状起こして死にそうな荒野の中、なんかよく判らない敵をナイフで倒しつつあちこちの洞窟から宝物を集め、最後にピラミッドへと向かう…と云う流れになる。て云うかドン・ワルドラド、なんでわざわざピラミッドの中でひとり、さあこいチャレンジャーとばかりに待ちかまえているのか。だいたい部下も変な鳥とか変な火の玉ばっかりで人間の部下は一種類である。さてはそのいかにも悪人くさい名前のせいで人望無いのか君。だいたいこんな名前付ける親の顔が見てみたいモノである。
ともあれ2面。見下ろし型アクションなのにキャラクターは横スクロールの1面と同じなので、普通に考えるとチャレンジャーや敵キャラはみな地面に片半身くっつけて移動しているのだろうか。いやまあ背中くっつけて横向きに妙に楽しそうに手を振りながら移動するドラクエ勇者よりはまともだが。
エド「まあこの2面が『チャレンジャー』のメインになるわけです。なおこの面での裏技としては、敵を4匹ノーミスで続けて倒せば敵殲滅アイテムのジュエルやナイフで倒せない敵にも効くパワーソードが出現する…と云うのがあります」
ジョ「珍しく真面目に解説してるじゃないか!!」
エド「ちなみにバカのひとつ覚えでソレばっかり狙ってると、同じ敵を16匹連続で倒して出せる1UPアイテムの変なくじらは永久に出ませんので安心です」
ジョ「……」
なので、1UPくじらを出したいときは3回ごとにミスすること。臨機応変に狙いを変えるべし。
んで、宝物を入手するために入らなければならない洞窟(幾つかある)の中が3面の横方向アクションで、敵を躱しつつ吹き上げる噴水の上をぴょんぴょん伝って宝物を入手し、また戻ってくる…それだけである。なんか制作者だんだんテキトーになってないか。
これが最終面の4面になるともう、強制スクロールも何もない固定画面で、単にそこらに敵がいるだけのアクションである。3面はまだ足場の噴水が動くと云う工夫があったのだが、4面の工夫と云えば足場の岩の形が動かない恐竜だったり動かないワニだったりと云う、なんかこう夏休みの自由研究で時間無かったので空き缶に色紙巻いて貯金箱作りましたレベルの工夫である。そういえば全然関係ないが筆者小4の時、クリスマスのプレゼント交換でブツを持ってくるの忘れて、手元にある物で即興で作ったのが「豪華色紙でデコレイトしたチェルシー!!…の空箱入りあやとり糸」であった。およそ聖なる夜にもらってこんなに嫌な意味で思い出に残りまくる素敵なプレゼントもちょっと他に類を見ないであろう。ちなみに見事ソレをゲットしたクラスメート(男)がマジで嬉し泣きしていた記憶がある。
で、そんな素敵な工夫の足場を伝って行ってドン・ワルドラドにナイフを4回当てれば倒せるので、後は王女さまを助けてクリアである。また1面から始まる。
エド「昔のゲームってこんなんばっかりでしたよね。クリアしたらまた最初から。クリアすることでなくて、プレイするのがメインの楽しみだった時代でした」
ジョ「今は一度クリアしたらポイってゲーム結構多いしなあ…」
と云うわけで以下次回!! 次は「バロック」です。
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