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体験版記中編「受付嬢の正しいマナー教室」


 ソシエテ。英語で読むならソサイエティー、ドイツ語読みならゾツィエテート、サンスクリット語読みならそもそんな単語あるのか筆者知りませんが、ともあれ言わずと知れた謎の考古学研究機関、サイフレームや謎の遺跡の由来たる先史文明の研究に日夜励んでいる象牙の塔である。判りやすく言うとムー編集部。ファーイーストリサーチでも可
 という訳で、マグとリニアが訪れたのはそんな場所だった。パンナムタウンの支部とは違い、ここが本部だかなんだかで博物館も併設されている実にゴージャスかつデラックス、言うなればメトロポリタンな外観に圧倒され、まあともあれ受付嬢リサさんが2階いちばん奥の部屋に行けと云うのでやってきましたその部屋の前。
 部屋と云えば、前作でもさんざんやったのだが、扉の前でジャンプしてごばっとドアを蹴り開けそのまま部屋に入るという、実に中にいる人の心臓に悪そうな入り方でレッツエンターである。

 ホワイトヘッド(以下ホヘ)「おお、来たな」
 マグ(以下マグ)(←略してないじゃん)「…前から思ってたんだがなんでみな平然としてるのだろう。フツー扉蹴り開けて人間が宙を舞いつつ華麗に飛び込んできたらつい戦闘態勢に入るだろうに」
 あるいはこのパンナムタウンでもミューゼヴィルでも人間が扉を蹴り開けて宙を舞いつつ飛び込んでくると云うのは日常茶飯事なのだろうか。実にスリリングな世界である。
 で、ホワイトヘッドの問うに応えて曰くのニーナさんの言より察するに、どうもここに来るまでの列車旅の途上でカルカーノとか云うヒゲのおっさんになんか荷物を奪われたらしい。
 マグ「何ぃッ!? いっ何時の間にそんな事件があったんだもしやグレイがオレの記憶を操作してうわあさすがムー編集部一筋縄じゃいかねえぜとでも言えばいいのかッ!?」
 ニーナ(以下ニーナさん)(←略称の方が長いじゃん)「いや、だからそれは体験版では端折られてるの」
 マグ「なるほどねっ! じゃあ早速! 製品版の日記はここです」
 ニーナさん「まだ書いてない以前に発売されてないっつーに。そんなわざわざ、あたかもホントにリンクしてるみたいな色&下線にまでしてからに」

 ちなみに製品版発売後もリライトしたりはしませんので、発売後に読まれたと云う方はそのギャップをお楽しみください。


筆者は誉めてるんだけど。


 んで、ニーナさんとマグとの相変わらず相性の最悪そうな喩えるなら乙女座の男と蠍座の女のような(←科学的な根拠は一切ありません)の会話の後、
 ホヘ「と云うわけで君達にはまずブレイズ遺跡の探索を依頼したい。まあ詳しいことは受付のリサ君にでも聞けば判るだろう」
 用件はソレだけらしいので、とっとと部屋を後にし、言われたように受付のリサ嬢に会いに行く。話を聞くに、まだ未踏破の遺跡だとのこと。で、冗長な説明に「まだ聞きたい?」と選択肢付きで聞いてくるので「もうたくさんだ」などと答えるに、
 リサ「ひっどーい、せっかく真面目に説明したのにっ」
 マグ「ふん甘いな、その程度ではニーナさんには及びも付かないぜッ!? あのお方(←なんか相応しそうな代名詞探しててこうなりました)ならこういう場合おそらく『もうたくさんだ』『…あらそう…ふふっ、そう、いいのね? 本当にもう聞かなくていいのね?』など不安煽りまくる台詞をあの底意がさっぱり読めないアンニュイな表情で言い返してくれ、なんやもうそれで聞かないまま冒険に出ようなど神に逆らうような道理、土下座してまで聞くハメになる、それが真の受付嬢ってもんだろ!?」
 それもなんか随分違うような気がする。

 ともあれ、ひととおりソシエテ博物館などを観、じゃあもう用はねえやとソシエテを後にしようとしたふたりの目に飛び込んできたものは!? 以下次回ッ!!

 って、まだ続くんかい。


ひとつマエエヴォひとつアト

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