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体験版記前編「水曜スペシャル・リターンズ」


 ミューゼヴィルの、とあるホテルのロビー。そこに例の川口探検隊もとい、マグたちがいるところから体験版は始まった! 話しの流れになんかいい感じによく判らないとこがあるので、本編で書くときはだいたい第2話くらいのとき「この辺は体験版で書いたんでパス」とか書かれてはいおしまいであろう!! んで、グレの云うにソシエテ博物館でニーナさんが待っているとのこと。ここから自由に動けるようになる。

 「なんかさっきまでプレステ版『バロック』やってたから操作感覚が変だ…という訳で街に馴れるために少しうろついてみるか! 行くぜリニアッ!!」
 「うん」
 「うをびっくりした!? リニアの癖にそんなくっきりはっきり喋るなよ!!」(←ひでえ)

 まあ前作から半年、こう見えてかなり変わってるのだろう。外見などもう変わりまくりであるし、実際リニアを先頭に歩かせるとそりゃあもう喋りまくってくれて、少し妙なかんじ。
 ともあれまずは街中探索。どこにアイテムが転がっているのか判らないゆえ、調べられる所は植木や木箱から張り紙、通信販売で買ったような開運の壺まで調べていくと意外な発見があるかもしれない。もしかするとこの壺を買った途端に運が向いてきて年賀ハガキのお年玉クジで切手シート大当たり、しかも昨日まであと一ヶ月の生命と云われ入院していた甥のベンジャミンがいつの間にかもう治療の必要はありませんのでと退院できたりともうなんかいいことずくめなのよとか語ってくれるおばさんが居るかもしれない(註:たぶん居ません)。いやしかしソレは幸運なのかいマドモアゼル。もう一度ようく考えてみたまえ。

 そんなこんなであちこち回ってみたのだが、店は今日は一斉休業日らしく、どこに行っても何も買えない。近所に大型ショッピングセンターでもできてソロソロ転職を考えているのだろうか。辛うじて開いているのは酒場くらい、適当に情報を聞いて離脱。閉まっている店の中には今回初お見えのクジ屋と云うのもあったのだが、まあこの辺は製品版での話しである。

 店がこんななんで、面白いのはむしろ民家であった。パンナムタウンではみながみな知り合いだったため、勝手に他人の家に入って食器棚や本棚やベッドを漁ってもまあいいやと許してくれて、ソレはソレでなんか問題がありまくるような気がしたのだがこの街ミューゼヴィルはひと味違う。どうでもいいがこの「ひと味」と云う言葉、日本語よく知らない外人さんが聞いたらなんか随分いかす誤解してくれそうな気がする。いやなんとなく。「戦国TURB」のじのちゃんなら「アイスクリーム:ひと味」とか持ってても違和感無いのだが。
 で、民家の話しなのだが、この街ではあちこちをにょろにょろ調べていると結構ぽんぽんきっついつっこみが飛んでくる。いいやん別にドラクエの主人公なんて見てみや、人んちのタンスや開運の壺から金品強奪しても「ここはメルキドのまちです」言われるだけで、たまに開運の壺と間違えて悪魔の壺だったりするが、どもあれこりゃあ差別というモノではないか。この調子ではいずれ主人公人権保護団体に訴えねばなるまい。

 例えばソシエテの職員寮というか社宅。他の職員は今ソシエテで働いてると云うにひとりぼーっとしてる女性職員が居るのだが、タンス調べると制服しか入ってないわよーとかベッド調べるとやらしいわねーとか、調べてるのリニアなのにこの台詞。ていうかあんた今着てるのも制服やん、普通の服持って無いのか。しかもなんか歴戦の冒険家マグをして、
 「ファイト182とかナオリン(回復薬)とかユンケルとか…この家の人はよっぽどダイハードでランボーな生活してるんだろうなあ」
 などと言わしめる始末。はっもしやこの女、ソシエテの裏組織で育てられた特殊工作員で、ヤマの無いときはこうしてヒマしてるのかもしれん。で、この謎の女工作員、
 「えっ、あなたがパンナムタウン一の冒険家? ウソだー。ホントだったら逆立ちして街一周してあげるわよ」
 「そっそこまで言うか!? ようし吠え面かくなよのび太!! ついでに鼻でスパゲッティ食え
 「なっなんでのび太っ!?」
 …いやしかし、それはつまり逆立ちして街を一周できるだけの体力を有している自信ゆえの言葉か…あなどれん、さすがソシエテの特殊工作員。
 なお、この逆立ちして云々の顛末は体験版では語られていないので、製品版の日記をお待ちあれ。

 そんなことしてるうちに、なんかコントローラーにさしてあるポケムキャ(正式名称ビジュアルメモリ)の時間記録がえらいことになっていたので、心機一転ソシエテへ向かう!!
 「あっ、犬…」
 「実はオレはじめ猫に見えたんだが」
 ちなみに筆者などマグが「犬」と言うまで豚だと思ってたのだが。変な豚だと。ていうかこの世界の犬がそもそも変だ。エヴォ犬とか。
 で、この犬。たかが犬の癖に会話選択肢がでる。「ナデナデする」と「サカナデする」。そりゃあもうこんな選択肢がでたら、
 「サカナデに決まっておろうが! えやあ!!…うぐはッ!? 何だこの戦闘時にダメージ食らったような衝撃はッ!!」
 犬の毛を逆撫でした感覚を伝えるためにか、それとも単に犬のいやさを表すのか、例の老人の動く様を表す擬音のやつ(正式名称ぷるぷるぱっく)がぞくりと揺れたのだ。芸が細かい。


 …いやそうでなくて、なんで体験版の導入部に辿り着いてもいないのにこんな時間かかるのだ、ともあれ辿り着いた謎の先史文明研究機関ソシエテ(の博物館)。グレによるとここの二階にニーナさんが待ってるとのことで、受付嬢リサさんに軽く挨拶して2階へ。しかし後で感じたのだが、このリサさん、我らがニーナさんに比べるとまだまだ未熟もんである。性格が素直すぎで。

 そして、そこに待ちかまえていたのはニーナさんと、ソシエテ代表のホワイトヘッド(下イラスト参照)だった! 風雲急を告げないけど後編(下手すると中編)、乞うご期待ッ!!


自然の存在なのか。



 …そいや関係ないが以前筆者の大学には「ブルームヘッド」(broomhead:ほうき頭)って名前の癖に頭髪に不自由なセンセがいた。名がちっとも体を表していないいい見本である。


△−−−−−■エヴォひとつアト

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