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最終話「vsアルティカノン!!」
アルティカノン。どうせ滅びへと向かう人の世ならじゃあいっそその前に滅ぼしてやるさヘイヘイホーと云う、なんかこうどうせ散らかるから掃除しなくてもイイやと放ったまま半年以上経過していざ卒業→引っ越しの時に布団めくると素敵に得体の知れなさ爆発な状況になってたSさん(仮名)のようなスタンスな気がするのだがたぶん気のせいだろう、ともあれソレが無気味なうなりをうぃんうぃんと3人を見下ろす。とりあえずマグ、リニアを取り戻しに来たのでこのまま戦う訳にもいかない訳で、操られているらしく感情のないリニアの正気を戻す術でもあるのか、ついっと、リニアの忘れ物オカリナを片手に進み出る。
「リニア!! そんなアラビアンな電波に操られてないでさっさと帰ろ!? ほらこっちには君が卵の頃から大切に育ててたオカリナが」(←それオカリナ違う)
その呼びかけにユルカはふふんと云った顔だが、しかしゆっくりと光を取り戻していくリニアの瞳に気付き、表情を変える。そして。
「うん…帰ろ」
「えッマジ!? いやちょっと、いくら最終回でページ押してると云えそんなあっさり正気になられたら素敵な僕の立場は!? ええいアラビアン電波(強)!! 『リニア、帰ラナイヨ?』」
「ハッそんななんとなくビビアンな口調で腹話術したってリニアはもうこっちのものさ!! お前にはマーク2どころか布団リニアだってやらんわ!!」
そんなこんなでリニアは3人の元に戻る…いやホントはもちろんこんな妙な顛末ではちっともないのだが、さてや実際どんなかんじなのかはさすがにクライマックスだし伏せておこう。例えば電車の中で今話題の推理小説読んでるおっさんの横で友人と「そいやあの小説面白かったよねー、よもや犯人が左利きの権田原で凶器が片面だけに毒を塗ったナイフだったとは!?」など云うイカスもとい無粋な真似はできないので、ゲーム本編でのお楽しみである。さあぜひ一家に一台ムキャを買って隣に住む小学6年生の女の子育てましょう(←プレステでもできます)。
「くっ…リニアが人の側につくならッ!! もうこんな絶望な世界僕だけで滅ぼしてやるさ!?」
「おいちょっと待て、お前ソレじゃ単なるストーカーだろ!?」
かもしんない。ともあれユルカの怒りなのかアルティカノンがゴゴゴゴと蠢動する! ついに最終バトル、リニアは参加しないので結局マグ・グレ・ペッパーvsアルティカノン!!
「フッフフ、ただのユルカで一度ゲームオーバーになってからオレたちは変わった。今もう62レベルだぜ!? しかも恐竜たちから奪いまくった回復アイテムぴきぴきどかーんでもう無敵さ!!」
てなわけで、これがいつものコンボで、ピンチらしいピンチもなく方が付いた(←ラストバトルなのにそんなあっさりでいいのか)。…そして。アルティカノンが沈む。
…倒れたままに、動かないユルカ。うっすらと目を開け。
「…フッ…滅ぶべきは…僕の方だったか…出会い方が違えば友達にもなれたろうに……」
「ていうかいきなりいいやつになるなよ!?…まあいいや、とりあえずもう友達さ!!」
「そんななげやりに言われても。…フッ。アデュー…」
そして、ユルカは空へと消える。まるで、もとより誰も居なかったかのように、そこには何も残らなかった。すべては元通り、マグが列車を走って追っかけて幕を開けた驚天動地の一週間はようやく終わりを告げた。この後、エピローグなのだが、それは自分の目で確かめて欲しい。
−−おしまい−−
▲ひとつマエ■エヴォ■ひとつアト▼
…んでもって。
「おいグレ! なんだよこれは!!」
「ああ、ホテル代の請求書ですな。一週間で30万とはいやはや、してやられましたな」
「違う!! そんな借金どうせ踏み倒すからちっとも気にしないさ!? ソレよりこっちこっち、この総合ランクってやつ!! なんでオレがB(『少しやり手』)!?」
「いやまあ…これからに期待、と云うことでは…? けして悪い評価ではありませんぞ?(S>A>B>C>D>E)」
「いやオレはもう少し低いと思ったんだよ…これだけやってBならその上は…きっと遠いだろうなあ…ははは……」
…てなわけで、エヴォエヴォ日記エヴォ3編の時まで、しばしのお別れです。次の連載コンテンツゲーム雑談記もよろしう。
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