トップ更新履歴リンク

第19話「開運お宝鑑定団!!」


 さてソシエテダンジョン2回目。今回からちゃんと「脱出香炉」持っているか確認してから入っているので、ちょっと探索すると戻って再挑戦と繰り返し出来る…ハズなのだが。

 「なんでこんな高いん『脱出香炉』!? サイフレーム強化してもう所持金無いのにひとつ300! こんな暴利無いよ!? ああもうちっとも脱出できないやん!!」
 いやそれは競馬場と江戸っ子を組み合わせると一文無しになるように後先考えず「もう装備は揃えたし後は強化あるのみ!」と所持金全部サイフレーム強化に突っ込んだからだろう。それで「脱出香炉」、買えたのは結局2個(←所持金600しかなかったらしい)。なので、この先何階まであるかも判らないし、後々のことを考えるとそう何度も気楽にひゃほうと脱出するわけにもいかなくなってしまった。自業自得自縄自縛自自公(←何か妙な物が混じっています)。

 「しかし坊っちゃん、鑑定品などを幾らか換金してもよろしいのでは?」
 「甘いなグレ! そうしたら複数の鑑定品を組み合わせて出来るレア鑑定品が出来なくなるかもしれないじゃん!? 例えるならファミコンの中古ソフト売るとき箱・説明所組み合わせるか否かで各100円ずつ違うように! しかも売ったあと出て来るんだぜ箱と説明書!! もはやただのゴミ、はああむざむざ高く売れるチャンスが!?…ってことになりかねまい」
 いや最近はムキャもプレステもCD-ROMだから、そも箱・説明書組み合わせないとと売れないが、ファミコン〜スーファミはカセットだったので、ゲーム本体だけでも売れたのだ…なんでこんな説明するのかというと、最近の小学生はスーファミを知らなかったりするためである。確かに、サターンやプレステ出てもう5、6年。時代は変わったのか。64はアレはまだカセットだが。

 で、そんなこんなで結局最後まで鑑定品は何も手放せなかった(←単なる貧乏性じゃないのか)。しかしあとから考えるに、既にレア鑑定品と化したブツならもうそれ以上組み合わせられないし、即売るべきであった。なお、このプレイ時には攻略本は発売されていなかったので、どれが組み合わせられるのか判らなかったのだ。


いやたぶん無限に湧き出る酒瓶とかなのでは



 とまあそんな訳で、極力戦闘を避けるようにダンジョンを探索することにする。これが後々響いてくるのだがまあ、現時点では誰にも判らない。
 ともあれてってけ行くと、穴ですっかり通路が分断されていて、しかしそれだけでなくご丁寧に穴の手前に妙なポールがぽつんと立っている。よもや敵かトラップか宇宙の使者かなんかもしれないのでアナログキーでじわじわじょわじょわ近付くが、特に何も起こらないまま。
 「なんか脈絡も伏線もないただのポールだわね」
 「いや確かに普通に日常的な世界で考えれば『この先危険』とか注意するためのただのポールかなんかだろうが、これはゲームだからッ! 必ずなんかの仕掛けがあるハズ!!」

 そういう変な方向からの深読みはいけません。ともあれきっと押したり引いたり泣き落としたりすればなんかこう変化あるんじゃ? といろいろ試すも、全てこの世はことも無し。そんなんしてるうち勢い余って穴に落ちたあたりでいい加減嫌になる
 「なんか脈絡も伏線もないただのポールだね!!
 「マグ…言ってることがさっきと違いすぎるわ…」

 実はこれ、カルカーノのサイフレーム技(マグの壁破壊やチェインの高速移動のような)に使う物で、彼を先頭にしてボタン押せばにょろりとフック付きロープ(ソシエテに侵入するときに使ったやつ)が出て、ソレを引っかけて綱渡りができるのだ。カルカーノと組み合わせて売れば大儲けである(←売れません)。そのためのポールなのだが、この時点でカルカーノ仲間にしたこと無かったパーティにとっては正真正銘なんか脈絡も伏線もないただのポールであった。
 ちなみに別にポール渡りしなくてもショートカットと入手出来ないアイテムがあるだけで、フロアクリアは出来るので、気付けなかったボクも安心さちくしょうっ!? でもかなりいいアイテムもあるので、できればちゃんと入手しておこう。

 そして、16階。翼負う、エヴォルシアモードのリニアとユルカは既に扉の前にいた。よっつの鍵、すなわち珠が、それぞれに輝きを放ちながら、扉は開く。
 「リニアは先に行ってて。すぐに追いつくから」
 そしてユルカに促され、ひとり扉の中に消えるリニア。ひとり残ったユルカは、扉に背なを向ける。その目の先には、下からと続く階段。
 「…来たか、マグ…」

 いよいよクライマックス(だと思ってたらこれが…)vsユルカ! 扉の先にある彼の真の目的とは!? 以下次回っ!!


ひとつマエエヴォひとつアト

トップ更新履歴リンク
inserted by FC2 system