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第14話「動き出す世界」


−−幕間エヴォエヴォ劇場−−

 「なんか久しぶりだなっ! しかしなんか筆者がいろいろ忙しい間にプレステ2やエヴォネオポケ版も出るしエヴォマンガもジャンヌも終わっちゃったし、もうムキャに未来はないのか?」(註:ジャンヌはあまり関係ありません
 「いきなり不吉なこと云うなチェイン!! きっとドリームアイ(デジタルカメラな周辺機器)使って大好きなあのコの顔に差し替えられる機能持った『シーマン2』とか『ルーマニア203・2』とか出てばんばん巻き返しさ!!」
 「…いや…悪いがそんな機能はかえってマイナスだと思う

 確かになんぼ好みの顔に差し替えられるとしても声とボディがシーマン。嫌がらせ以外のなんでもないような気がする。けど「シャングリラ」(心の脱衣麻雀と云うある意味えれえ濃いコンセプトのゲーム)とか「マリオネットカンパニー」ならそれはもう完璧さ!?(註:実際の開発予定はたぶんありません


 間が空いたが、ともあれカルカーノさんちの話しの続きである。案の定何故か宝箱に入っていた鍵をゲット。
 「いつも思うんだが…RPGってなんでこう何でもかんでも宝箱から出て来るんだ? 普通宝箱に入れるとすれば金貨や貴金属、十年後の自分にあてた手紙や切ない交換日記だろうに」
 「……そうなの……?」

 違うと思う。おそらく宝箱はゲーム的な都合であって、実際にはただの木箱とか黒いビニール袋とか駅のゴミ箱とか人の死体とかの、道端に落ちていても全く違和感のない物体からアイテムを漁っているのだろう。

 で、例によっていかにも怪しい落とし穴を落ちれば地下三階。先刻進めなかった扉の先に今度は進めるようになる。てくてく行くとそこはもうカルカーノの居間だった。

 「おじゃましまーす」
 「おお思ったより早かったな!」
 「いや…ていうかなんでこんなとこに出るんだ? 侵入者を始末するための落とし穴の脱出口がよりによってその落とし穴に隣接してるってのはなんかこうものすごい矛盾を感じるんだが。いったい何処の建築様式だ」

 いやそこはそれ、きっと自分でもよく落っこちるゆえであろう。とにかく問答無用に戦闘開始である。
 「ボス戦とくればいつも通りドーピング(『クリティカル』)で…はッ!? グレが居ない!!」
 「…いつもそんな戦い方してるの?」

 そう、今回は史上初、グレが居ないボス戦である。グレが居ないマグと云うのはジャムおじさんの居ないアンパンマンのようなもので、改造とか修理ができないのだ(←マグはロボットではありません)。
 「ああもうペッパーなんて居たって例えば頭を食われたり賞味期限が切れたりカビが生えたりしたらもう駄目じゃん!?
 「あんたの頭は何でできてるのか

 というわけでかなり苦戦するハメになるが、リニアがサポート、ペッパーが「ナオリン弾」で回復に専念することで何とか倒すことができた。


そりゃあそんなんあってもHP2しか回復せんもんなあ。



 「まあオレとしては出す物出してくれれば悪いようにはしねぇぜ? とっととラクになっちまえよ?」
 「なんかその言い方だとかなり嫌なんだがしゃあねえ、返してやるぜ」
 ともあれカルカーノに盗品を返してもらい、じゃあ捕まえることもないだろうと帰ることにする。「この辺は夜盗賊が出て物騒だから泊まって行け」など云うカルカーノ、なんかひとりアメリカンジョークをマスターしてるのだが、さすがにアレなんで帰ることにする…が。ふと感じる違和感。

 「…? 誰かがオレを呼んでる…?」

 というわけで次回ソシエテダンジョン編スタート! マグにだけ聞こえる謎の声の正体はやはり電波なのか!?(←何故) そして物語の行方は!!


ひとつマエエヴォひとつアト

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