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第3話「いんたーみっしょん」


 だがしかしのそりと動き出した変な鳥は何処からともなく飛んできた大砲弾の一撃でどかんと昇天、サスペンス劇場ムードはあっけなく終わる。そして大砲弾とくれば!!
 「油断しちゃ駄目よーマグ」
 「うをペッパー!? 何時の間にそんな強力な攻撃を覚えたんだ!? そんな弱っているといえボスを一撃で倒すなんてペッパーじゃないやいさては偽者だな!?
 「なんでやねん」
 「いやなんとなく。だってペッパー単体には弱いじゃん」

 ともあれこれでミッションコンプリート、初ダンジョンといえ随分と浅いダンジョンであった。こんな場所が前人未踏破なところを見ると、ここいらの冒険家のレベルも推して知るべし。それともここいらの冒険家は物事の捉え方が素直すぎてひねくれたこと(例:わざと落とし穴に落ちるなど)が出来なくて、それでなんだかもうひねくれすぎているマグをわざわざ呼んだのか。なんかどんどん嫌な推測が出てこなくもない。
 というわけでホワイトヘッド首席に遺跡で見つけた変な玉を渡し、報酬を貰ってこの日は解散。

 「さあこれでオレ様の実力というモノが街中に知れ渡ったはず!! となればやることはひとつ!!」
 と、やってきましたソシエテ職員寮。この辺の詳しいくだりは体験版記の前編参照。
 「はっはっは!! どうだ見たか…ってあれ? のび太は?」
 「ていうかのび太って誰
 そこにいたのは見たこともないにーちゃんであった。彼の言うに、
 「ああ、前にいた人と違うって? ここはソシエテの職員が交互に使用してるんだよ」
 「おっおのれ…どんな顔するかぜひ見たいと思っていたのになんだいこの仕打ち!!」
 まあまた後で来れば会えるんじゃねーかと思うのでここは一旦引くとする。たぶんのび太、目下ミッション継続中で秘密工作員として小型潜水艇の中日本海でも彷徨っているのだろう。


 で、あくる日。庭でいつものようにぽーっとしていたリニアのところに謎の少年ユルカが来たりしたのだがまあそれは置いといて、レッツゴーセカンドミッション!!…とやってきましたソシエテ。「私の顔に泥を塗るような真似したらどうなるか判ってるでしょうね…?」など云う相変わらずなニーナさんのきっつい応援に押され、ホワイトヘッド首席の依頼を受けるに今度はデプスの森。これが「depth」(『深さ』『濃さ』の意)とすれば、なんかストレートなのかそうでないのかさっぱり判らないネーミングのダンジョンである。それはブレイズ遺跡もクリプト迷宮も同じだが、ともあれ名前から予想するにデプスの森の特性は!!
 「まあ森が深いんだよきっと。あははは」
 「それでいいのかおいマグ」
 「だってリサさん頼りにならんのだもん」
 それはいつも反応が面白いからと云うだけで「もうたくさんだ」と途中で説明遮るからではないだろうか。

 という訳で小手調べにチェインを連れ、さあレッツ森が深そうな場所!!…と街の出口に向かうに、なんとなくディスペアの塔に来てしまう。いつ来ても塔の前に仁王立ちしている変なオヤジが「お前らのために入れるようにしてやったんだぜ!!」などとほざくので、じゃあ物は試し一度くらい入ってやろうじゃないかと挑戦することに。なんでも今は20階まで行けるらしい。


ウワサのカンオケ男。


 しかし「エヴォ」と「バロック」、両方やってる人間が何人居るのだろう。ていうか単なるレビューとかで無しにこの両方のゲームのコンテンツがある酔狂なHP、ここ以外に見たこと無いのだが。同じ会社のゲームなのにのう。

 さて中に入ってみると、これが前作で出てきた懐かしい連中ばかり。
 「…もしかしてこれ前作のデータそのまま…うぐは!! 懐かしの爆発トラップ!!」
 「……」(←言わんでもいいこと言うから…な顔のリニア)
 いやマグたちのモデリングも変わったし、まんまそのままではないのだが。どうにも思い出してしまうのだ。

 で、勝手知ったる他人の家、あっさりと攻略してしまう。けどたいしたアイテムも入手できずじまい。
 「ぬう…これでは金にならん。だいたいなんでオレらこんな貧乏なんさ」
 …さあ? とりあえずボス戦は前作同様グレと行かないと案の定報奨金をピンハネされてしまうので気を付けよう。ていうかペッパー&チェイン、装備購入とかサイフレーム改造の費用をマグ持ちにさせておいて更に金奪っていかないでくれ頼むから。

 という訳で、次回デプスの森編に続く!!


ひとつマエエヴォひとつアト

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