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第2話「vs変な鳥!!」


 さてブレイズ遺跡。初回ということでたいした敵も出てこず、さくさくと進める。
 「ふっ、先制攻撃成功率8割超の前作ほどでないといえ、馴れればばんばん先制攻撃だせるぜ! えやあ!!」
 「…あいかわらずだね…」
 まあ目標捕捉→先制攻撃→攻撃される前に殲滅はこのゲームの基本だし(←そうか?)、筆者のパーティでは、今回も全員最前列で可能な限り先制攻撃を狙っていくやり方、名付けて特攻シフトとする…が。
 「…なあ、なんか先制攻撃の効果が弱まってねーか?」
 「さすがバックアタック専門家チェイン。オレもそう思っていたがあえて口出ししなかったことをよく指摘してくれた」

 そう、前作に比べ、先制攻撃時の敵の待機時間が短い。ひどい時には一回攻撃したらもうこちらのアドバンテージが無くなってしまう。前作など背後とればタコ殴りし放題だったというに切なさ大爆発、これでは真面目に不意を打たんがために通路の影にこっそり、例えるなら真冬にコート(だけ)着て街角に潜む特殊な趣味の人のように息を潜めているのもずいぶん悲しくなってしまう。
 まあこれは裏を返せば、不意を打たれたときのうぎゃあヘルプミー今まさにオレは即死ぬ的な怖さがないということでもあり、よりユーザーフレンドリーになったのだろう。前作での話しだが、敵出現トラップ(強制的に不意打ちされる)踏んで降ってきたのがよりにもよってミルスキーの巨体だったときのあの恐怖は体験したもんでなければ判るまい。なお、今作では敵出現トラップでも不意を打たれることはなくなったんで、安心して踏むがよい。

 で、さくさく行くと、通路の突き当たりに妙な穴を発見する。ただの穴なのだが、なんかもうここぞと云わんばかりに怪しい場所に置いてある穴
 「さっ、何の躊躇いもなく飛び込もうじゃないか!!」
 「なんでいきなりそうくるんだよマグ!?」
 「ふっ甘いなチェイン、今回自動生成ダンジョンじゃないから、きっとこの穴から1階で入れなかった扉の先に行くことが出来るハズだっ!!」
 実にこれが大当たりであった。なんか普通のRPGみたい。で、そこでゲットしたのは、
 「『ブレイズ遺跡マップ』!! これでもう今後の冒険で迷うことはないぜ!!」
 それはブレイズ遺跡の全ての部屋(隠し部屋は除く)が一目瞭然に判る、前作の「ルインサーチ」っぽいアイテムだった!! この地図アイテム、全ての遺跡はおろかカルカーノさんちやラストダンジョンでも何故か道端に落ちてるので、必要なら探してみると良かろう。一見もう抜群に便利なアイテムに思える…がッ!!
 「ていうか…まだ行ってないとこも…」
 「ぐわまじかい!? おおおおのれ、何処まで探索したんか判らんやないかもおッ!?」
 実はトラップアイテムなのかもしれない。はっきり言って手に入れた瞬間実に戸惑うこと請け合いの、かえってこれのせいで迷子になるんじゃねーか助けて犬のお巡りさん、ていうかあんた判らんからって子猫と一緒に泣かんでくれと云うようなイカすアイテムである。しかもこれ「大切な物」に分類されるから売れない捨てられない預けられないと、なんかもう中古市場にあふれかえる中途半端に売れたサターンソフトのような状況。これが「デスクリムゾン」とか「ティンクルスタースプライツ」とかならプレミア付いててたぶん「鑑定品」扱いになるのだが。

 余談だがこの「鑑定品」、たとえば機械の部品など、組み合わせると価値がアップしたりして結構面白いのだが…その分、組み合わせていないものは「もしかして組み合わせられるかも?」という淡い希望を抱いてしまい、売り払いにくくなってしまった。これは筆者がせこいのだろうか。結局最後まで何も売れなかったのだが。


いやどう組み合わせるかが重要なのだ。


 ここには他にも「古い人形」とかいう何でこれが大切な物に分類されるのかよく判らん人形もあったのだが、まあきっと髪が伸びるとか夜動くとかファービー語喋るとか横にすると目を閉じるとか云う世にも恐怖な呪いでもかかっていてマグが手放せなくなったのだろう(註:実際には『ダウジングストーン』入手のために必要な交換アイテムです)。


 で、ここのボスは変な鳥(案の定名前忘れました。しかも攻略本出てないのでチェックもできねえ)である!!…が、例によってたいして苦戦もせずに倒してしまった(なおチェインは途中でグレと交代)。はっはっは相変わらず弱いな君達はッと戦利品をゲットし(ホログラムのような映像が見えたが、今の時点ではそれがなんなのか判らなかった)、顔で笑って心でも笑って遺跡を後にしようとしたそのとき! 倒したハズの変な鳥がゆっくりと起きあがった!! 「エヴォ」らしからぬこの展開でつづく!!


ひとつマエエヴォひとつアト

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