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第1話「チャレンジャー」


 ごとんごとんと走る列車、そういや音楽に合わせてジャンプすると出てくるのって何だったかあのゲームいやもとい、とにかく今は「エヴォ2」である。別に時間内に列車の最先端にいるボスにナイフを一定数(忘れた)投げると4面にワープするとか云う裏技はないはずである。
 ともあれ体験版では省略されていたオープニングはそんな場面から始まった。列車を追いかけて走るは主人公マグ、走って列車に追いつくこのど根性。列車に飛び乗るや否やグレが話しかけてくる。
 「まったく一時はどうなることかと」
 「ていうか待っててくれたっていいじゃん!? いやオレの執事なら車掌を脅迫してでも列車を止めるとかそういう細やかな心遣いがあってもいいとおもうぞ!?」(←いくねって)

 で、中に入ると今度は我らがニーナさんに文句云われることになる。ところで筆者ニーナさんだけ呼び捨てに出来ないのだが何故だろう
 「びっくりしたわー」
 「うをニーナさんにまで声があるッ!?
 しかもなんか筆者の勝手なイメージ通りの、いつでもどこでもゴーイングマイウェイにアンニュイなかんじの喋り方である。ブラボーやってくれるぜ。と筆者ひとり喜んでいた矢先!!
 「…何だこの音?」
 「緊急サイレンね。この辺列車狙いの盗賊が多いから、侵入者がったときに鳴るようになってるの」


今入ってきたのあんたやん


 ところで何でこの方こんな冷静なのか。ともあれ、じゃあということで前方の車両に確認に行くことにする…と見せかけて後ろの車両に行ってみたりしたのだが特に何も無し、すごすごと前の車両に行くと、チェインが居、そしてマグとの決着を付けに来たんだってばあとか云うやりとりの後。轟音と共に列車がスピードを急激に落とす! そして天井から飛び込んできた人影こそ!!
 「来たかカルカーノ!! お前はもう死んでいるッと云う前提で始まっていた体験版がもう何もかも懐かしいぜッ!?」
 「いっいきなり自己紹介もさせずにソレか!! ていうか死んでねえって!!」

 初お見え、この辺では有名な盗賊カルカーノとふたりの部下であった。いきなり戦闘になるのだが、これがまたぽこんと殴ったら終わった。プロローグといえ、前作から通して史上最弱のボス戦闘である。これで良いのか日本の盗賊

 さて、捨て台詞を残して逃げて行く3人を見送り、ニーナさんのところに戻るとまたこのお方、
 「ふふっ…どうやらカルカーノは陽動だったようね…荷物がひとつ無くなってるわ。ソシエテに運ぶ予定だった未鑑定品が」などと、実に金田一な抜群の推理力でびしりと決めてくれる。
 「何ィーッ!? ていうかそんな大事な荷物奪われたというに何やねんその冷静さ、もしやあんたカルカーノと裏で取り引きしてる真の黒幕なんじゃないかッ!?
 「……………知りたい?」
 「いえいいです冗談ですすみません」
 いやまあニーナさんだし、思うにサイコメトリーかクレヤボヤンスかアバッキオのムーディー・ブルースかなんかを自在に操れるのだろう。メーテルやミザリィ並に謎なお方である。

 そんなこんなでミューゼヴィル到着。夕暮れで店も閉まっているので、そのままホテルに向かうことにする。


 さて、ここから先は体験版記3部作で書いたのと余り変わらないので端折るが、体験版では家の中ではマグ以外のリアクションは用意されていなかったのに対し、製品版ではちゃんと全キャラ分用意されているなど、多少の変更があった。その他にも台詞が変更されていたりするので、両方持っている方は見比べるのも一興かもしれない。

 たとえば体験版記の後編にあるソシエテ倉庫の事務員、体験版では「入って来ちゃ駄目だよ」とか云っていたのに対し、製品版ではあくせくと働いている。で、話しかけると。
 「荷物とか整理してるんだ?」
 「実はニーナさんの命令で朝からずっと…うっうっ」
 …ここミューゼヴィルのソシエテでもやはりあのお方(←ニーナさん専用代名詞)は巨大な影響力を持っているのだろうか。なんかソシエテ首席ホワイトヘッドよりよっぽどすごい人のような気がする。


 そんなこんなで体験版のような経緯を経(そういえば受付のリサ嬢も体験版より未熟者になっていた。なんかあったのだろうか)、行くは小手調べ、ブレイズ遺跡編へつづくっ!!


ひとつマエエヴォひとつアト

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