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第18話「vsメカオイゲン!!」


 さてかなり間が空いてしまって前回までの話しを覚えてない方も居るかと思うので、まずはあらすじから。これでやったことない人でも「神機世界エヴォリューション」の世界がよく判るはずっ!! さあムキャも値下がりしたことだしちくしょう3ヶ月前中古で買った(←中古かい)オレの立場はもとい、今まさに買うべし。「エヴォ」が大量在庫処分もといキャンペーンソフト1990円じゃなかったのは、まだ充分原価で売れるからでしょう。ではあらすじです。

 「神機世界エヴォリューション」。主人公少年マグ、職業遺跡荒らし、天下に名だたる大遺跡荒らしランチャー家の三代目。今日も今日とて相棒のガンマン:グレと侍:チェインと3人で遺跡に行く途中発見したのは何者かに追われる謎の美少女だった。ところが謎の美少女ことリニアはまぁいろいろあって(←本来それを説明するのがあらすじである)、カリオストロ公もとい第8帝国皇太子オイゲンに(メイドにされるため)さらわれてしまう!! 色気だけが武器で敵か味方かよぉ判らんペッパーを加え、遺跡荒らしを捕らえんと情熱を燃やソシエテのニーナさんを牽制しつつ、いままさにマグたちは薄幸の美少女リニアを救うべくトラップひしめく古城に乗り込んだのだった!!


怒られる前にあやまります。ごめんなさい



 …すみません、だいたい嘘です。

 さて逃げるオイゲンを追って奥の部屋に飛び込んだマグ・グレ・ペッパーの3人(チェインは留守番)が目にしたものは、壁にくくりつけられれているリニアだった!! ああそこの少年、邪な想像はしないように。いや筆者も描けといわれれば久々真面目にアレな絵でも描いたのだが…ここは随分期待はずれ、単に動きを封じられているだけである。まぁオイゲン、なんだかんだいって少女に危害を加えるようなヤツではないのだろう。

 「リニア!! 今助けるぜ!!」
 「…っ! ……!!」
 首を振って何事か訴えているリニアの瞳に、しかしキラリ☆と歯を輝かせ、笑いながらマグは頷いた。コトバなんてなくたって解り合える、暖かな絆がそこにはあるのさっ。
 「いや魚屋の特売日は明日だから大丈夫、心配するなよ!!
 「マグ…それ違うと思う」

 そりゃあぜんぜん違う。ペッパーの言葉にリニアの視線を追って振り向いた3人、そこにいたのは人型の重機をきしゃきしゃ操る皇太子オイゲンだった!! 例えるならソレは、
 「ハッ、なんだその第二次大戦前の科学力でガン●ム作ったらこうなりますって見本のような兵器は!? そんなん出されても平気だぜっ!!」(←マグギャグ)
 「あれは…完成していたの!?」(←スルー)
 「なぁリニア…オレのギャグ、やっぱダメなのかなぁ…」
 「……」(←色んな意味で複雑な表情のリニア)

 なにげにペッパーも今更エ●ァネタのギャグかましてるのだが、オイゲンはオイゲンで、
 「フハハハ!! これこそ最強兵器その名もプリンツ・オイゲンだっ!! 我が帝国の科学力は世界一ィィイっ!!」
 「くっ!! ジョ●ョネタはオレの専売特許だったはず!? 加えてそんなかっこいいネーミングは許さんぞメカオイゲン!!」
 「誰がメカオイゲンだ!! だいたいなんで貴様に許可求める必要がある!?」

 なし崩しに戦闘突入である。なおここから先は「ゴゴゴゴ」や「ドドドド」、「パッキョオーン」等の擬音をBGMにお読みください。

 「まずは地球に優しく敵には厳しく『省エネ』!!」
 「『ヘタリ音楽』。でんでけでけでけでんでけでけでけ♪(註:実際のものとは多少異なります)」
 などと、サポートふたりはまず体制を整えた! 相変わらずせこい戦法であるが所詮世の中勝てば官軍負けは賊軍引き分け再試合。その機を逃さすマグ必殺の拳が唸る!!
 「食らえ! なんかこれしか使ってないような気がするけど『マグナレイヴ』!!
 「無駄無駄無駄無駄!! その程度で倒されるかっ!! …ところでマグくん、君『回復ハンドパーツ』は持っていないのかね?」
 そうである。ここに来る途中何故か道の真ん中にぽつんと置いてあった実に通行に邪魔な宝箱の中から、確かにマグは「おおうこれはまさに天からの贈り物!! ありがとう名も知らぬ誰か!!」などと「回復ハンドパーツ」を強奪してきてはいた…が。

 「ええいイヤなこと思い出させおって!! 攻撃力下がるから最後だけ装備しようとしまってたら最期も装備するの忘れてたんだよっ!! おかげでオレは攻撃する以外なにもできねぇどおしてくれる!?」
 どうするもこうするも…戦略ミス以前にえらい悲惨なミスである。まぁグレも多少は回復させられるためなんとかはなりそうだが。

 「そうか…ならば遠慮なく使わせて貰おう!! 『コロリン弾』!!」
 「『ロリコンだま』!?」
 「寄りに寄りを寄って奇妙に器用な聞き間違えするでない!! ちゃんと画面で説明されとるじゃあないかっ!!」

 いやオイゲンさん、そんな泣きながら突っ込みせんでも。ともかくこの攻撃でペッパーが毒に侵されてしまう!! が豪快に無視して戦闘続行。
 「ちっ治療してくれないの!?」
 「そんなんに1ターン潰すより攻撃あるのみ!! えやあ! もう一発『マグナレイヴ』!!」
 そんなこんなで、ある程度怪我したら先刻艦内で略奪しまくってきた「ミンナオリン」系のアイテムで回復。さすが戦闘艦というか、回復アイテムはもう持ちきれないほどゲットできたため、そもそも回復系必殺技は不要かもしれない。


 というわけで、最終ボス:メカオイゲン撃破。攻略法:力押し
 「そんなバカな…このプリンツ・オイゲンをもってしても勝てぬというのか」
 「手前の敗因はたったひとつ、単純な理由だ。手前はオレを怒らせた。それだけだぜ…たぶんな?」
 「(またジ●ジョネタかい)…なあ…そういえばさっきから気になっていたんだが…なんかストーリー展開飛ばしてないか? 確かこの部屋に入った時点でリニアくんが実は××だとかいうシーンがあったはず」
 そう。この行書くまで筆者が忘れていて今から入れようにも難しいなどという事情はさておくとして、戦闘前に実はリニアが××でそれ故にオイゲンはさらったのだとかいう話しがあったのだ。

 「…そうだっけ? まぁいいやんハッピーエンドで。ネタバレもないし」
 「ふむ…それもそうだな」(←納得するなよ)
 と、なんだか和やかな雰囲気になったと思ったその瞬間!! どごんとひときわ大きな音がして艦が大きく揺れた!!
 「まずいですぞぼっちゃん! 前回の話しでぼっちゃんが破壊した機関室の爆発がここまできてます」
 「そんな説明的な台詞でオレの責任を喚起するなよ!? ありゃあ正当防衛の事故だろ!? ほら、こないだユーゴでNATO軍も言ってたじゃないか!!」
 なんかやばくなってきたので今回はここまで。


ひとつマエエヴォひとつアト

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