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第17話「レッツ豪華客船(←違う)!!」


 「さて前回6月8日は香●晋さんのお宅へおじゃましました(←観てたんかい)『レッ●豪邸』、今回15日は桂●金治さんのお宅へおじゃまして居ります(←また観たんかい)」
 「おいマグ! 今の状況見えてないのか!?」
 「愚問を…見えてしまっていることが逆に恐怖だろう!? 今のうちにこのミサイル群を叩き落としておかないと時が動き出してから辛いぞ!?」
 「ああああもうダメだコイツ!! こないだの後遺症か!?」

 はいお約束。

 というわけで前回の終わりにかっこよく飛び立ったシーオッターだが、既にドキドキするほど大ピンチである!! 何が大ピンチって、
 「おのれ遠慮もなくミサイル撃ってきやがって!! ヤツぁ『1943』かなんかと勘違いしてるぞ絶対!?」
 「ぼっちゃん…今どきそんな昔のゲーム持ち出さなくとも」

 などと、機内こそ実に和やか(?)であるが、目下「クローンプリンツ」による攻撃の真っ最中である。ひょんひょん飛んでくる、ミサイルかなんか知らんけどとにかく当たったら即死にそうなブツの前に、いまやシーオッターは風前の灯火、春の夜の夢のごとしであった。
 往年の名パイロットグレの操縦によって辛うじて避けてはいるものの、これが筆者の操縦ならまず確実に落ちる。自慢じゃあないが「たけし●挑戦状」でハワイに行く途中、何度やっても魚に撃ち落とされたヤツである。「ミシシッピ●殺人事件」でつい不用意に部屋に入って、トラップのナイフを避けきれずに死ぬヤツである。こんな残機ゼロ・弾なしボムなしパワーアップアイテムなしのシューティングに抗う術などあるはずもない。
 でまぁ、ミサイルが命中したり、へろへろになりながら強制着艦したはずみで甲板員蹴散らしたりしたが、繰り返すがこれはムービーシーンであり、筆者のせいでは断じてない。

 というわけで、ようやく通常ゲームモードである!!

 「さて…戦闘処理の都合上もとい不時着したシーオッターの留守番のため、チェインだけはここに残していかなければならないのだが…」
 「ちょちょちょちょっと待てよ!? 既に問答無用で決定事項なのかそこまでが!?」
 「うむ!! ここまでがムービーシーンだからな、この世界の始まりより決定していたことだ、涙か生唾か鼻水か、まぁなんでもいいから好きなの呑んで諦めてくれ!!」

 註:実際のゲームではチェインも選べます。

 そんなこんなで巡洋艦クローンプリンツ内。以前一度来たことがあるため(第5話参照)、勝手知ったる他人の家、マグたち3人組は「止まれ止まらんと撃つが止まったら撃たないかもしれないぞ!?」などと抜かしてくる兵士達を蹴散らし、ついでに再登場のぺーかーべー三世も瞬殺(一応このステージの中ボスなのだが)。相変わらず弱い。

 さて、いつしか3人は機関室への侵入を果たす。
 「なあ…ここを完膚無きまでに破壊すればこの艦沈められるんじゃ?」
 「ちょっと止めてよ! 大問題になるわよ」
 「あと我々も沈みます」
 などと『神聖モテモテ王国』っぽく話している3人の頭上。おそらくは居住ブロックへと続くであろうタラップの上に善良な通行人もとい兵士たちが居た。3人を見とがめるなり、
 「もうこんなところまで!? ならばこれを食らえ! 残したら大きくなれないぞ!! えやあ!!」
 と投げるは手榴弾。所詮手榴弾、戦車砲の直撃にも耐える人間に効くとも思えないから放っておけばよいのに、何を思ったか大きくなれなそうなマグは、
 「うわあ恐え!! おりゃ!!」
 目にも留まらぬ早業で蹴り返した手裏剣(?)一発零中(←外れってことかい)。非道いでござるよ、それが機関室のど真ん中でずどむと爆発したからさあ大変、どじょうが出てきてこんにちわ、ぼっちゃん、例の教頭をやるなら今ですぜ?

 「ほっとくと連想ゲームで何書き出すか判らんなこの筆者!! ともあれこの混乱に乗じてオイゲンのとこ行くぜ!!」
 「ハイハイ」


 さて、なんかもうヤバイくらいに爆発し始めてる艦橋を通って着いたのは、以前リニアとふたりで訪れたオイゲン邸(?)への直通路だった!! 王者の風格あふれる真紅のカーペットを踏み踏み、3人はついにそこへと辿り着く!!
 かつて出会ったその場所で、再びマグとオイゲンは睨み合う。今ここにリニアは居ず、代わりに兵士が数人。

 「ふっ…やはり来たか。ここが貴様の墓場になるとも知らずにな!!」
 「ハッ、冥土のみやげに教えてやるぜ!? 『ここが貴様の墓場だ』と言ったヤツは、必ずそこが自分の墓場になるという法則があるのだ!! さてはお前、テレビ見ないな!?」

 ……………………テレビ、あるの?(電話はある)

 「ふっ戯言を!! ならばこの法則はどうだ!? 『冥土のみやげ』はあげる方がパックツアー冥土行きの法則!!」
 「ぐわ!? そりゃあ失念してたぜ…やるな、オイゲン!? 今ならもれなくこの『法則認定シール』をあげよう! 上岡●太郎のヤツだ!!」
 「要らんわ!!」

 ウチも要らん…。

 「さて…何処まで話したか忘れたのでとりあえず!! あの世で後悔したまえ! マグ・ランチャーくん!! …ってこのシーン、『くん』って付けたか?」
 「それ、オレも気になってたけど、まぁいいや」

 というわけで戦闘である!! 今回リニアが居ないため、回復に実に困るはず!! …ということで。

 「作戦:がんがんい…もとい、先手必勝!!」
 と、いきなりマグの「ダイブパンチ」+グレの「気合頂点」によって、回復の暇もなく雑魚兵士達は全滅。早々とオイゲンとの3対1の卑怯くさいバトルに持ち込む!!
 「おのれ!! くらえ! 『狙いを定める』!!」
 「…それ必殺技なのか…?」

 準備行動だが、1ターン消費してしまうのだ(待ち時間は短い)。

 「『ヘタリ音楽』」
 これはペッパーの「サウンドパーツ」の必殺技で、リニアの「ヘタリの音色」同様、相手の全ステータスを下げる効果がある。余談だが筆者が選ぶ「ヘタる音楽」ベスト1は「スパ●タンX」。でんでけでけでけでんでけでけでけ(繰り返し)


 そんなこんなで(←流すな)オイゲン制圧。3対1だから当然である。

 「くっ! 今に見ておれ!!」
 「惜しい、『これで勝ったと思うなよ』の方が高得点だと思うぞオレは!?」

 と、オイゲンは扉を開けて逃げる! 後を追って飛び込んだ3人が目にしたものとは!? そしてリニアはいったい?
 次回第18話「vsメカオイゲン!!」、乞うご期待。


ひとつマエエヴォひとつアト

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