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第9話「新リーダー(一時的に)誕生!!」
夜なお明るい(←?)シェイズ遺跡に一歩踏み入れたとき、愛と勇気だけが友達な(←他に友達居ないのか)冒険少年マグはあることに気が付いた。
「ここにもあの変な鳥が居るのか…」
「………」(←いい加減モンスターの名前覚えた方がいいと思っているリニア)
ここでマグの言う変な鳥とは、
…上の絵に描かれているパンナムミドリペンギン(仮称)である。なお収束手榴弾云々という物騒な話しはエンディング後で、現時点では火炎弾である。ペンギンのくせに。
「よし! チェイン!! 実は今君の方がリーダーに相応しいと気付いたことにした!! あえて涙を一気飲みして君にリーダーの座を譲ろう!!」
「なんだなんだいきなりっ!? まぁどうしてもって言うんなら、ぜひ頼まれてやるけどなっ!!」
このパーティ、戦隊モノの法則に従って「リーダーが中央」という鉄則をここまできっちり守ってきた。ゴレンジャーでもサンバルカンでも水戸黄門でも(←?)、リーダー(マグ。リニアではない)は常に最も目立つ中央にいなければならないのだ。逆説的に言うと「中央ならリーダー」である。
「んじゃあ、アタイが中央でいいんだな」
「もちろんだとも!!(フハハハ、かかったな!? 実はあの変な鳥の必殺技『カマイタチ』は縦2列攻撃という特徴があってだな、ウチら元から3列しかないから中央列は必ず攻撃を受けるのだよ!!)」
以上マグの心の叫びでした。
ちなみにここで筆者の戦闘配置を紹介すると、実は全員最前列である。確かに最前列では受けるダメージが大きく、リニア辺りには厳しいものがあるのだが…不意打ちなら全く問題がない。「殺られる前に殺る」為にはこの最前列シフトが最も効果的なのである。別名特攻シフト。順番回ってくるのも早いしね。
それに逆に不意打ち受けても今度は全員最後列扱いな為実に安全、速攻敵前逃亡も可という実にお得なパックでこの値段。一度おためしあれ。
さて例によって遺跡探索が中盤を過ぎる頃に、辺りの様相が一変する。ただ、ここシェイズ遺跡では前のふたつの遺跡ほどの幻想的空間は存在しなかった。周りが凍ってる程度である。
「あ…今度はクリノイド!!」
「ぬうっ!? チェイン! そんな専門用語使われてもオレは判らんということをいつになったら君は理解してくれるんだい!? アレは目玉カビ:赤(仮称)だっ!!」
「………」(←『アカカビラー』の方がいいと思っているらしいリニア)
チェインの指すモンスター、クリノイド(正式名称)は巨大化したカビ(赤。紫の別モンスターもいる)で、カビのくせに目玉があったりテレポートしたり雷召喚したり妙なガス吐いたりと、実にテクニシャンである!! しかも群生する傾向があり、一匹見たらなんと二匹はいる(←少ないやん)。
今回はそれが一部屋に4グループも居て、しかもみな足並み揃えてダンスを踊っていたのだ!! 実に嫌である。
「まぁコイツらはブラインド遺跡で既に弱点は調査済み!! テレポートするとはいっても所詮カビだから、避けて通れば追っかけてさえこれないのさ!!」
ところが、そんなマグの予想を遥かに上回る事態が迫りつつあった!!(←『世界まるみえテレビ特捜部』におけるCM前のひとコマ)
▲ひとつマエ■エヴォ■ひとつアト▼
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