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第9話「モンバーバラの姉妹・その2」

 処で筆者はアリーナと並んでミネアも好きです。ええもう特に衛藤ヒロユキさんの書くところのミネアは絶妙で、同じミネで始まる名前でも峰竜太に比べてグレートにステキです(←なんでそんな比べ方)。

 と云うことで本編です。大きな音を立てて臆病大臣を脅かすため、ソレ以外には正味な話しマジで全く役に立たない湿気た火薬壺を入手しに3人は遠路はるばるアッテムトに向かう…と書くとなんか大の大人3人も居て他に方法を全く思いつかないのか少し疑問なんですが。特にオーリンなど錬金術士の弟子なのに。さては嘘弟子か。まあ大きな音がしたくらいで驚いて王様の隠し部屋に逃げる大臣と云う存在自体なんかとても異常なんですが。もうハムスターとかのレベルである。君はいったいどう云う教育を受けて育ったのだ。
 ソレでその途中、3人はハバリアから近いお告げ所に寄り道する。そこのお告げ女によると、なんでもバルザックは巨大な暗黒のチカラに守られているらしい。けどちょっと気になるんですが、なんでこのゲーム「チカラ」ってカタカナなんでしょうか。もしかして筆者の知らぬ間に「力」と云う漢字はとてもハイソになってて小学生には読めないんでしょうか。
 ともかく、敵のチカラは強く遠い…が、姉妹もまた光に守られている。そんで絶望に打ちひしがれたそのときこそ彼女たちの旅は始まる…。なんかこれだけ聞くとずいぶん不吉である。処でこの時点でオーリンさんはもう数に入ってないような気もします。ミネアにも見えるとか云ってるあたり、既にオーリンの運命大決定なんでしょうか。

 さて、辿り着いたアッテムトはなんかもうゴーストタウン一歩手前、云うなれば半死半生タウンだった(←やなタウン)。なんでも炭坑から出てきた変なガスで人がどんどん倒れたのだと云う。もはや街としての機能は果たせない状態で、かろうじて教会と宿屋があるだけ…で、本来年中無休24時間営業であるハズの教会だが、ここの神父は夜には疲れて床で寝ている。神父と云えば一部を除いて24時間戦っている超人なのに、そんなパワーをもってさえこの街はきついんでしょうか。ちなみに除いた一部はスタンシアラの神父とコナンベリーの愛の神父です。特にスタンシアラの彼は夜に行くと酒場で飲んだくれてるステキな神父である。この人きっと昼と夜で転職繰り返している二つの顔のミステリアスガイなんでしょう。夜の職業は遊び人レベル4(とまりあるき/ぱふぱふを覚える)くらいで。あと彼の代わりに教会にいる何処をどう見てもベホマスライムな桃色生命体には何か特別な意味でもあるんでしょうか。個人的にドラクエ4PS版における最大の謎のヒトツです。もしかしていいモンスターばかりなんでしょうかこの世界。悪いのは実は人(特にトルネコ)ばかりで。

 で、肝心の火薬壺は炭坑の中にあるような話しなので、とっとともらって帰ることに。この炭坑も第5章の終盤でまた訪れることになるのだが、トリアエズ今は浅いのでぱっぱと最深部まで到達。ついでにミネア専用装備の「銀のタロット」もゲットしてとっとと脱出することに。こんなギャンブラーなアイテムがミネア専用であることからするとやはり血は争えないと云うことでしょうか。きっとダディエドガンもギャンブラーだったんでしょう。
 でも銀のタロット、ずいぶんとリーズナブルになったような気がします。「引いてはいけないカード」以外は実害ないようですし。FC版などリーズナブルどころかパンチョの頭並のアンタッチャブルさだったんですが。やはりバブル前と後のこの差、銀のタロット業界(←狭い業界)もあまり厳しいことばかり云っててはやっていかれんのでしょうか。

 と云うことでついにゲットした火薬壺を手に3人はキングレオ城へ。大臣の部屋の横で爆発させると、驚いた彼は部屋を飛び出、一目散に隠し部屋へ向かう!! て云うかまず音の正体を確認すると云う発想はないんでしょうか彼。この後の会話がものすごく楽しみです。例:王「何があった?」大臣「大きな音がしたのです!!」王「怖かったろうねーおおよしよし」ってカンジでしょうか。
 そんな会話(*あくまで筆者の推測です)の中、大臣を追ってきた3人も隠し部屋に飛び込む!! そしてついに邂逅するバルザック…父の敵。変身したバルザックと一気に戦闘になるも、「静寂の玉」のパワーを持ってすればバルザックは割と弱いし、だいたい外見からしてザコ敵の2Pカラーなので、けっこうあっさり倒せる…が。推移を見守っていた王、キングレオが立ち上がる。八つ足を持つ巨大な獅子の前に、3人はあっさり全滅してしまう…。
 余談ですがFC版当時の笑い話しで、全滅即リセットと云う、生命よりも金を大切にしてるんじゃないかととても思われるスタンスでプレイしてた人はここで引っかかってたそうです。確かに当時としては強制敗北シナリオってのは珍しかったし、強制敗北ってこと自体シナリオ重視なゲーム…ってことで、賛否両論だった覚えがあります。ウチとしては泣けるのでOK。


 …目覚めると、そこは牢屋だった。そこに居た老人…前キングレオ王は、変わってしまった息子を嘆きつつも、この牢屋には脱出できるルートがあり、また隣の部屋に乗船券があるのでソレで逃げろと云う。彼自身はもうそんな力も無いらしいが、しかし、では何時からこの乗船券用意されてたのか。そんな古いモノで賞味期限は大丈夫なのか。だいたいその程度の(有効期限とか無さそうな)セキュリティーなら偽造とか簡単そうである。


普通この時点で怪しいです。



 だが、牢屋からは脱出できたものの、出た場所は正門の兵士の目前。て云うかなんでよりによりをよってこんな処に出るのだ。さては前国王の嫌がらせか。もっとこうサマンオサみたいに共同墓地の墓石からゾンビの如く出られればいいのに。いくないですか?(←聞くなよ)当然の如く兵士に見咎められ、結局オーリンの犠牲によって難を逃れた姉妹はハバリアの港へ向かう。様々な想いを乗せて船は出て行く……つづく。

 いややっぱこの辺りの話し、良いですよねー。ってことで次回から第5章です。早いんだか遅いんだか…ホントはもっとゆっくりじっくり会話文とかも交えて(カオスシード日記みたいに)書きたいんですが、そうするとマジで1年は終わらないし…(笑)。ソレとは別に「聖剣伝説LOM」も書きたいし、まだまだ先は長そうです。


ひとつマエドラクエひとつアト

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