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第3話「おてんば姫の冒険・その1」

 近況報告……歩く巨人像の超イカス外見に衝撃を受けつつ今デスパレスのイベントを終わったとこです。しかしエビルプリーストってホントに黒幕なんですねー。今日はこれからアッテムトのエスさんに会いに行きます。
 ソレはそうと戦歴システムの「称号」、全部で200種類くらいあるそうな話しですが、筆者がここまで得た変なの(←変なの限定かい)は「寄り道ヒーロー」とか「ハーレムナイト」とか「尻にひかれ隊」。特に3番目のはいったい何なんでしょうか。「敷かれる」なら判るんですが「ひかれる」。なんか見ただけで全員気絶してモンスターもみな逃げ出すとてつもなく恐ろしい魔物の尻を思い切り想像してしまうんですが、平仮名で書いてある処からしてあるいは「轢かれてる」でなく「惹かれてる」のかもしれません。もしかしてこの勇者変な人ですか。何故だ。筆者はこんなにも真面目にプレイしていると云うのに。


いやな噂。



 ってことで時は江戸、処は魔法の王国サントハイムにたいそう暴れん坊な王女様がおったそうな。ソレはもうこの王女アリーナ、先日も自分の部屋の壁を破壊して城から脱走しようとしたばかりで父王様に怒られたのに何処吹く風、更なる脱走計画を練っているのでした。しかし正門は兵士2人が怒濤のコンビネイションでがっちりカバーしているため、他の場所から脱出するしかない現状。アリーナならこの程度の兵士くらい軽く行殺(←行?)できそうな気もするがさすがに罪悪感はあるのだろうか。と云う訳でさしものアリーナもおとなしく部屋に引きこもってお茶を飲みながら年頃の少女らしくねちねちとボーイズラブマンガとか読む(←年頃の少女の7割くらいはそんなん読みません)かと思いきやさに非ず、部屋に戻る否や応急処置で板を当ててあるだけだった壁から脱出。脱走すること自体に対しては心の底から罪悪感がないらしい。だいたい王女と云ったら座敷犬や座敷猫や座敷童子並に大事に育てられてそもそも格闘技とか寝技とか「バキ」の衝撃の男パンチラとかに触れることなく一生を送ると思うのだがいったいどう云う育て方をしたらこんな王女が出来るのだろうか。誰かこっそりドラゴンボールとか男塾とか読ませたんじゃないのか。

 ともあれ、城から脱出するとすぐにブライとクリフトが追いかけてきました。まあなんやかやで王様も仕方なく旅を認めてくれたので、とりあえず3人は北東のテンペの村へ向かうことに。噂の会話システムはここからが真骨頂と云うか、もう場面変わっては「はなす」の繰り返しで実に面白いとこです。しかしブライってこんなにも口うるさいクソジジイだったのか。町の人の台詞にいちいち文句出るの何の、ソレはもう老い先実に長そうです。クリフトも実にクソマジメで融通が気かなそうな…例えるならファミコンのとあるゲームでデスピーさんに対してザキばっか唱えてたあの人のイメージそのままと云うカンジです(←例えるって云うか同一人物じゃないのか)。でもアリーナは筆者としては小説版の、実に姫ってカンジの口調が好きです。一人称がボクなのはともかく(…)。

 で、やってきましたテンペの村はとても暗い村でした。このただ者では醸し出せない抜群の暗さについて村人に問いただしたところ、北の森に魔物が住み着き、生け贄に若い娘をくれなきゃボク村を滅ぼしちゃうよと極悪非道な状況になっているとのこと。判りやすく現代日本の状況に置き換えると最近やってきた悪代官が悪の越後屋と組んでよいではないかとやっているらしい(←何時の現代)。処で越後屋って悪人しか就職できないとても変な企業なんでしょうか。しかし魔物の方もなんか情けない。生け贄と云うのは普通要求される方が自発的に贈るお歳暮のようなもの。なのにわざわざ自分から生け贄を要求すると云うのは実は自分で娘をもらいに村を襲ったら返り討ちにされると自白してるようなもんではないのか。ここの村人は実は馬鹿なのか。実際レベル3〜4の3人で倒せるようなザコである。
 だが犠牲者が出ているのは事実、見過ごす訳にはいかないってことで、本日のドキドキ生け贄ニーナさんの代わりにアリーナたちが生け贄の籠に入ることに。処で筆者ニーナさんと云う名の人を呼び捨てにできないんですがこれは単純にドリームキャストの「神機世界エヴォリューション」のせいなのであんまり気にされないでください。ソレはそうとこの際の神父の「神のごカゴがありますように」ってアメリカンジョークは今日もイカス健在さバリバリ伝説でしたが、さすがにもう10年以上前のギャグで、当時はナウなユング(←誰)にバカウケだった処、今は少し古めかしく感じられてしまうのは否めません。いえ筆者は当時からそんなウケてませんでしたが。

 さて、魔物はやっぱりあんまり強くなかったのであっさり倒してそして夜が明けて、道も拓けたので今度は更に北東、フレノールに向かうことに。しかしドラクエってなんでこういつも夜が明けるんでしょうか。そう云えば竜王倒したときも夜が明けてたし。
 そしてフレノールに着くと、何やら宿にサントハイムの王女さまご一行がお立ち寄られ召されてございますようで、街中その話題で持ちきりでした。サントハイムの王女って実はそんな普通の称号なんでしょうか。ソレはもう「尻にひかれ隊」くらいとても普通な称号…な訳もなく、ここに本物が居る以上その王女はズバリ偽者。どんな外見しとるか見てやるわいと鬼のカツラを取ったように抜群に冴え渡るブライの悪口を余所に、アリーナはわくわくしつつ宿へ入る…と。そこは今まさに修羅場だった。王女(偽者)が何者かに捕らえられ、悪口ジジイ(偽者)とザキ神官(偽者)が止める間もなくどこかへと連れ去られてしまった…。

 んでしばらくして犯人(本物)からのメッセージが近所の子供(本物)の飼い犬(本犬)にくわえられてやってくる。ソレによれば、町の南にある洞窟に封じられている「黄金の腕輪」を明日夜までに持ってきたら王女を解放してやると云う。しかし普通見ず知らずの犯人から渡された手紙ちゃんと持ってくるとは利口なんだか阿呆なんだかいまいち判りづらい犬である。もし手紙届かなかったら宿の主人(本物)はずっと困ったままでニセジジイとニセ神官はずっと途方に暮れていたのだろうか。もしかしてこの子供と犯人ってグルじゃないのか。

 と云う訳で、まあしょうがないのでアリーナたちがその黄金の腕輪を取ってくることに。風雲急を告げるこの展開!! ニセ王女の運命やいかに!? 以下次回!! しかしこの要求の「明日の晩」、ちっとも明日でなくても大丈夫なのはやはりFC版と全く変わっていないのだった…。


ひとつマエドラクエひとつアト

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