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第68話「最後の仙窟・その三」


 主人公「じゃじゃーん!! 今日2002年1月24日で『カオスシード』発売3.986周年です!! おめでたい!!」
 窟子仙(くっしせん/黄色いネズミ)「先生質問です!! それ去年(第35話)と同じネタです!! しかも29日に合わせようと努力した結果間に合わなかった去年に対して今年はまだその日さえ来てないのに既に諦めてるこの先見性はなんですか長所ですか!?
 主人公「長所です
 窟子仙「一瞬の躊躇いもないですね」
 主人公「いや…こう見えて筆者も計画性のある社会人なので今日は更新さぼって29日に回そうかとも思ったんですが…」
 窟子仙「おお!! さすがにソレでは待ってる方に悪いと云う良心のパウァーですね!!」
 主人公「そうそう良心。あと日付を合わせると上のネタ使えないなあと思って
 窟子仙「実は良心とか関係ないんじゃ…」

 他にも今日は折良く「ドリームキャストの生産が3月で中止と云う噂を否定する会見」からちょうど1年と云う記念すべき日なのでこれもおめでとうございました。ちなみに31日にドリームキャストの生産中止が正式に発表されたのでこれはおめでとうございませんでした。あれからもう1年かあ…。

 さて本編です。ようやく「玉皇宝華」(全ての部屋のエネルギー生産力を上げる)も完成し、ターン生産力が1500程度になった処で仙窟運営も軌道に乗る。筆者の場合「最後の仙窟」だとだいたい毎ターン2500ずつエネルギーを振り込んで行くので、生産力はいつもこのくらいです(侵入者撃退ボーナスもあるので)。ちなみに調子に乗って1ターンに4000とか振り込んでしまって累計エネルギーX0000とX2000を同時に通過しちゃうとなんかイベントの順序がヘンになり、侵入してくるハズの人が来ないまま終わったり既に倒された人が呑気に仙窟侵攻計画立ててたりすると云う、「時の監視者」や黒い龍や青いネコ型ロボットもびっくりな時空の乱れが発生することもあるので注意です(←やったんかい)。

 で、そのとき地上では、主人公んちの隣の宿屋に洞天福国将軍、龍雷漢(りゅうらいかん)がやって来ていた。兵隊長、東天転(とうてんてん)の情報により、ここの仙窟には第46話第57話でボロ負けした洞仙が居ると云うのだ。ちなみに第18話とかは平行世界の話しなのでノーカンです。今、満を持して将軍が吼える!!

 雷漢「洞天・西湘での借りを返す時が来たようだな。出陣だ!!」

 が、侵入した途端通りすがりの仙窟管理パーティー(嵩山方士、幼龍仙、華翼仙)によって倒されてしまう。なんかずいぶん弱くなってないか将軍。て云うか今回雷漢、「なむなむ」を律儀に全部食らうと云う実に不自然に珍しい人と化していた。ロープに投げられて律儀にまっすぐ戻ってくる人くらいの不自然さである。ちなみに「なむなむ」は仙術で、いわゆる蛇型追尾爆弾(←いわゆりません)を召喚してぶつける…のだが、いかんせん敏捷力がミシシッピー殺人事件のチャールズ卿の3倍程度なのであんまり当たらない…と云え、もはや人智を超越しているチャールズ卿の敏捷力の無さと比べても若年層には判りにくいかもなので比べ直すと、だいたい星の投げたボールが伴に届くくらいの遅さである(←より判りません)。
 それでボロボロになった雷漢は、しかし根性で主人公の待つ龍穴炉まで辿り着く…が、入った途端に倒れてしまう。

 雷漢「ぐふっ」
 兵士A「大丈夫ですか」
 雷漢「この程度……なんの問題も無いわ!!」
 主人公「そ…そんな馬鹿な!? 『ぐふっ』て言ったのに生きている!? 何者だ貴様…ッ!?
 雷漢「いやそんな微妙な処を驚かれても…。ともあれ貴様、ヘンリーに間違いないな!!」
 主人公「ああ、俺は洞仙の……って云うかまだ俺『ヘンリー』なの!?」

 いちおう。だが名を呼ばれても、主人公は目前の相手が誰だか思い出せないらしい。あるいは判っててわざと忘れたふりをしているのかもだが、まあ記憶に難のある三界老師(さんかいろうし)の弟子だし。

 雷漢「貴様の様な愚か者に……後れを取っていたとは、この雷漢不覚じゃったわい!!」
 主人公「はー。これだから中ボスは!! そんな今まで戦った全員を覚えてるわけないじゃん!? 筆者なんてドラクエ5でダディを殺した馬の名前も覚えてなくて再会しても判んなかったくらいだし!!
 さくら「ソレはひどいよ!? あ、気にせずにどうぞ」
 兵士A「はあ…。では第一部隊突入!!(兵士×4)第二部隊突入!!(兵士×4)第三部隊!!」
 道士A「…………(待っている)…………突入していいの?
 兵士A「…………突入」

 まあ所詮烏合の衆、結局また「空斬」一発で片付いてしまう。

 雷漢「洞天福での情け(第56話)が、ここまで後を引くとは……」
 兵士A「ですから、私が遺恨を残さぬ様にと……」
 雷漢「まあよい。洞仙、次は無いぞ!!」
 さくら「また無いの次!? いったい何度無かったら気が済むんですか!?」
 雷漢「あと3回くらい?」
 さくら「終わらないのでボケにボケで返さないでください

 さて、雷漢を退けたそのころ地上、洞天福国。語尾が「だべ」な親父略して田吾作さん(←どんな略)の居る武器屋では、魅惑の賞金稼ぎ林玲蘭(りんれいらん)がまたヒマを持て余していた。別のシナリオで洞天福国に行くと判るが、この親父、普段はちっとも店に居ないのを兵士に怪しまれている癖にイベントシーンにはきっちり登場するあたり、なにかかなり後ろ暗そうである。

 玲蘭「はあ、最近さっぱり、もうからないわね」
 田吾作「? 賞金稼ぎって、そんなに仕事がないのかね?」

 賞金稼ぎにそんなに仕事があっても嫌だと思う。しかし玲蘭は別に仕事が無いのでなく、雑魚を相手にしても仕方がないから…と首を振る。そこに田吾作がふと気付いたように話題を振る。そう、山外村の洞仙の噂。

 田吾作「それが雷漢将軍が、負けたらしいんべ!!」
 玲蘭「ホントに!! その話しがホントなら…きっと凄い賞金が★ さて、支度、支度と」

 こうして、「山外村」の仙窟の噂は、どんどん広がっていきました…ってことで、場面変わって隣の宿屋。立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿はマンイーターな玲蘭に、通る人に景気を聞いてくる、親の教育がたぶんかなり間違ってるんじゃないかと思われる男の子が話しかけた(第66話参照)。処でよく云われる、「歩く姿が百合の花」ってのはなんかかなり奇妙なんですが、実は筆者が知らないだけで百合って夜な夜な妙に硬直した足取りで歩いたりするんでしょうか。

 玲蘭「ここの洞仙を倒せば賞金が100万200万って夢の様ね★」
 男の子「ねーちゃん景気がいいのかい?」
 玲蘭「あら、坊や、いい言葉知ってるわね★ でも、景気がよくなるのはこれからよん★」


人生って…深いね…。



 男の子「へーっ、景気がいいって言うヒト、久しぶりだ!! 前聞いたのはバブルの前だよ!!」
 玲蘭「!?」
 女の子「兵隊さんたちは、景気が悪い悪いってそれしか言わないよ」
 玲蘭「あのね、坊や達。お金は一生懸命働いた人の所にしか来ないのよ。あんな、昼間から酒場に入り浸っている様な人達(例:公明紅さん)の話を真に受けちゃだめよん」
 男の子「ふーん、人生って深いね」
 玲蘭「お姉さんこれから、悪人に人生のなんたるかを教えてくるのよ」
 男の子「へーっ、すごい」(←この男の子は常にやる気が無さそうなのはやっぱり筆者の気のせいでしょうか)

 そんなこんなでやってきました龍穴炉。玲蘭の姿を見たさくらはあっと声を上げる。

 さくら「あっ!! あなたは、林さん!!
 玲蘭「苗字で呼ばれても一瞬誰だか判んないわよ!? で、私の名を呼ぶあなたは……誰だっけ?」
 さくら「バカばっかだあー!!(例:主人公)洞天の仙窟で会ったでしょ?(第23話参照)あの時、洞仙の仕事を理解したって帰ったハズでしょ!!」
 玲蘭「なに言ってんの!! 今回は、あの時の五倍の賞金よ!!」
 主人公「それと、邪魔しに来たのと何か関係あるのかよ!!」
 さくら&玲蘭&馬明仙(ばみょうせん/ケンタウロス娘。姉御)「いやそれは関係あるわよ!?
 主人公「姉御までー!?」
 玲蘭「まったく…オツム弱いわね!! つまり経費を三倍使ってもおツリが来るって事ね」

 いいつつ、玲蘭はキョンシーをばァーんと10体も召喚し、さらに助っ人×4をも呼び寄せた!! 経費三倍のおおばん振る舞いなだけあってかなりのものだが雑魚は雑魚…ってことで、いつもの如く主人公の「空斬」による暴虐の嵐が吹き荒れる!!…が、風が去ったあとも玲蘭は立っていた!! これは確かに雷漢より強い!!(でもたぶん玲蘭には仙術詠唱中の無敵時間があるせい)それもだめ押しの「龍炎弾」であっさり倒し、玲蘭と助っ人も撤退、ひとときの平穏が訪れた…が。そのとき地上では、また次の侵入者が動き出していた…。

 伊邪那岐(いざなぎ)「なるほど…噂の仙窟なる場所にはそんな秘密があったのですか…」
 坊主「我が寺に、2000年以上前から伝わる真実です。仙窟の中は死者の国につながっていて、そこから妖怪を連れてくると聞いています」
 伊邪那岐「参考になりました(これで、イザナミを助ける事が出来ます)」
 三界老師(…。あの若者、今の与太話を信じておるのかいのぉ?)

 こうして、「山外村」の仙窟の噂は、どんどん広がっていきました……つづく。


ひとつマエカオスシードひとつアト

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