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第66話「最後の仙窟・その一」
−−「洞仙日記」休載しないお知らせ−−
窟子仙(くっしせん)「休載しないなら別にわざわざこんなばァーんと書かなくても!? きっと一行目だけ見てすっかり早合点してコンビニ行って香典袋買ってきてから我に返って筆者に慰謝料315円(税込)請求する人が居ますよぜったい!!(←居ません…よね?)」
主人公「いやあそう悲観するでもないですよ? このサイトのエヴォ日記見てドリームキャスト買った方とかゲーム雑談記のマリオ見て呼吸困難起こした方とかからは一切請求来てないですし。みないい人ばかりです」
窟子仙「って云うか居るんですかそんな人!?」
感想メールいただいたのでホントに居るらしく筆者としてはとてもステキに嬉しいです。でも関係ないですがコンビニで買った香典袋と云うブツはなんだかとてもステキに嬉しくないと思います。
主人公「まあアレだ、休載しないまでも『ドラクエ4』体験記のあおりで更新遅くなるからソレだけ断らないといかんと思って。こちらの洞仙日記は遅くても3ヶ月に1話は書きますので」
窟子仙「そんなんもう既に『ハンター×ハンター』よりひどいですよ!? て云うか実は全く日記じゃないし!!」
主人公「いいじゃん別に名称なんて。何処とは云わないけど某サイトとか某サイトとか某サイトとかなど日記以外に更新するとこが無いのに週〜3ヶ月に一度くらいしか更新しないし。もはや季節のたよりですか。しかもひどいとこになるともうこのカオス日記連載はじめる前から今までずっと更新止まってると云うこの現状」
窟子仙「ソレは単に潰れてるんじゃあ…?」
なおこの洞仙日記は一部を除いてフィクションです。直子の洞仙日記ではありませんし、実在の団体、アレ、ウェブサイトには一部を除いて全く関係ありません(←結局関係あるんじゃねーか)。ちなみになんぼなんでも3ヶ月に1度は無いです。2、3週間に1度はイケるハズ…。あと、ひさびさに登場の窟子仙ってのは、忘れられてる方も居そうなので解説するとズバリ黄色いネズミな仙獣(召喚獣)です。電気は出ません。見ての通りツッコミがウザいです。では以下、本編をどうぞ。
……この場所は世界で最も大きいと云われている龍脈。どんな洞仙も甦らせることができなかったここ山外村の龍脈を甦らせること。ソレが今回の俺の仕事だった……。
などと、なんかどっかの自意識過剰な暗殺者のようなモノローグから今回のシナリオは始まった。で、とりあえずここの龍穴炉(りゅうけつろ)を発見し、今日の仕事は終わりと家に帰ることにする。
ちなみに龍穴炉と云うのは仙窟(せんくつ)と龍穴を結ぶ炉で、ここからエネルギーを入れることで龍脈(りゅうみゃく)が活性化し、大地が甦るのだ。で、仙窟とは洞仙(どうせん)である主人公の作るエネルギー生成機関であり、これを侵入者から守りつつ育成することがこのゲームの基本的な流れになる。龍脈ってのは要は気の流れる道…大地の血管で、そこに異常があると大地が衰えるので、その異常を取り除くのも洞仙の役目である。要するに洞仙は大地の医者なのだ。例えるなら瀕死のガイのボディになんかよく判らんマシーンを埋め込むことでぷしゅーとかぎっちょぎっちょとか云いながら実に元気良く動けるようにするカンジのスーパードクターJ(←なんでJ)。
さて、龍穴炉の部屋からつながる階段を登ると、そこはもう家につながっていた。居間では三界老師(さんかいろうし)とさくらがなごやかに談笑しており、話題は主人公のことに移っていた。
三界老師「皆があきらめた仙窟じゃろ、ほんとに出来るかのぉ?」
さくら「ヘンリー(主人公)ならきっとできるわ」
主人公「いらしてたんですか老師」
三界老師「おお、元気そうじゃな。ところでおぬし、仙窟に行っておったんじゃなかったのか?」
主人公「ええ、もう龍穴炉も見付けましたよ」
三界老師「ふむ。じゃがおぬし家の中からでてきたような…」
主人公「『ような』ってそんなわずか2秒前のことさえももはやあやふやな程に老師の記憶力は不確かなんですか!?」
三界老師「そう云えばズバリそのようじゃのう」
さくら「ヘンリー(主人公)ったらこの家と仙窟をつなげちゃったんです。地下への階段を降りるとそこはもう龍穴炉」
三界老師「……あいかわらずやる事がムチャクチャじゃのう。村人におぬしが洞仙とばれたら大変じゃぞ!!」
主人公「それは大丈夫、みんな俺の顔なんか覚えてないからへいきですよ!!」
三界老師「そうかのう…。ではそれはいいとしても、数ターン放っておくと龍穴炉の部屋にあふれ出てくる邪精(例:巨大カマドウマ)にわんさか侵入してこられたらそれはもう大変じゃぞ!!」
主人公「そ…それは…大丈夫です………か?」
さくら「いや聞かれても…」
三界老師「ともかく、この場所の龍脈は大きいからのう。それを目覚めさせるには時間が掛かるはずじゃ。まあ、気長にやることじゃの。それでは、わしは引き上げるぞ」
と云う訳で老師が帰ると、さっそくさくらは主人公をせき立てる。
さくら「さ、仙窟に出掛けましょう」
主人公「えっ、やっぱりさくらも行くつもりなの? あと俺今まさに帰ってきたばっかりなんですけどソレはもう考慮の対象にすらならないんでしょうか?」
さくら「もちろんよ」
もちろんらしい。まあこのゲーム、別に家で一晩休んでも瀕死に近かったHPやMPやFPやTPやNPやCPや柿Pやその他いろんなPがめきょめきょ回復して完全体に戻れるわけではないのであんまり関係ないのだが、ともあれさくらはなんか普通のRPGのように噛んで含めるように主人公に現状を説明してくれる。処でカンデと云えばカミオカンデってなんか馬の名前みたいですね。ってことでさくらを連れ、家から出ると、そこは池のほとりに建った一軒家だった。池の向こうには宿屋があるが、建物はソレだけである。なんぼ村にしてもたった2軒。って云うか宿屋の主人はどう生計を立てているのだ。いやおそらく出てこないだけで他にも家はあるのだろうが。
さくら「外から回るときは死の大地を抜けていくのよね。それから、池を渡れば宿屋に行けるよ。宿屋に噂を聞きつけたいろんな人が集まってたわよ」
主人公「説明ありがとう」
で、宿屋に行くと表には宿の娘らしい女の子と男の子の他、洞天福から派遣されてきたらしい兵士が居た。この時点ではあんまり人は居ないのだが、シナリオが進むに連れて芋洗い場のような状況になっていくのだ。処で芋洗い場ってどれほど人が居るのだろう。筆者としては冬の有明とかの方が余程判りやすいような気がする。
女の子「あ、おとなりのおにいちゃんこんにちは」
男の子「ようにいちゃん、けいきはどうだい? ところでけいきってなんだかわかる?」
主人公「それはね、あとで『りん・れいらん』っていうしゅせんどでかねのもうじゃでせいかくのまがったしょうきんかせぎのおねえさん(こえのしゅつえん:みずたにゆうこさん)がここにくるからこころのそこからようくおしえてもらいましょうね」
男の子「……………うん。ボク食べるヨ?(←?)」
まあこの辺の会話はあまり情報と云うものは無いのだが、酒場の老人や兵士に聞くと、やはり洞仙はみなに恐れられているのが判る。そして宿を出たふたりは、先刻さくらの云っていた死の大地へと向かうことにする。ちなみにこの死の大地、名前だけ聞くと見渡す限り草一本生えてなァーい白い砂の海のようにとても大層な大地を想像しがちだが、実は宿屋からすぐそこの単なる空き地みたいな場所である。むしろ「死の空き地」じゃないのか。
で、その死の大地の先を塞ぐ崖にぽっかりと穴が開いていて、その中に飛天石(いわゆる転送装置)があり、そこから仙窟へ行けるのだった。当然兵士や賞金稼ぎもここから入ってくることになる。そして、ふたりは仙窟の中へと消えた…。
そのとき、地上では…。
兵士「隊長!! 山外村に洞仙が現れたって話です」
東天転(とうてんてん)「? あんなへんぴな所にか…? 面白い、向かってみるか!」
兵士「はい」
こうして、「山外村」の仙窟の噂はどんどん広がっていきました。
……つづく。そして、何時になるか判らん(…)次回から始まる怒濤の侵入者ラッシュ!! 乞うご期待!!
▲ひとつマエ■カオスシード■ひとつアト▼
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