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第42話「封印の門・別解その三」


 最初にお知らせ……すみません「サクラ大戦3」日記のため、こっちの洞仙日記がちっとも手付かずでした。まあこれも同じ大戦つながりでしかも元祖ヒロイン名「さくら」つながりで更にサターンつながりでなおかつ栄光のセガサターンマガジン読者ランキング1位つながりで加えて製作会社が「〜ドカンパニー」つながりでその上メインイラストレーターが「ふ」で始まる名前つながりと云う共通項の多さ!!(←多いのか)ってなことで、ここはヒトツ双方ご贔屓に!! ちなみに設定資料集を読むに実際のとこ、「大戦」はホントに「サクラ大戦」から来てるらしいです。

 で、今回も「封印の門」の分岐分なんですが、今度はシャスタも居ないパターンなるので、ここまでにつながる第15話第18話では実はさくらもシャスタも淋しい主人公が生み出した別人格だった!! 今明かされる衝撃の事実!! …とした上で第19話と入れ替えるカンジでお読みください。

 主人公(オリジナル人格)「なんかどんどん嫌な設定になってるな…?
 さくら(電波系な別人格)「気にしちゃダメよ★ウフフ」
 シャスタ(ママ的な別人格)「かわいそうに、憑かれ…もとい疲れてるのね…」

 で、この分岐だと伊邪那岐(いざなぎ)が仲間になったりならなかったりしますが、仲間になるパターンでも伊邪那岐は最初に「封印を開くと云う目的が同じなら手を組むのが近道ですね」と喋る以降はさっぱり無言でまるで仲の悪い嫁と姑状態で、ストーリー自体は仲間にならないパターンやさくら/シャスタが居るパターンと変わらないので、結局封印を解く時点で伊邪那岐は襲ってきます。では、本編をどうぞ。


 伊邪那岐を倒し、改めて入った封印の中は、第19話同様、半ば壁に同化した機械…時の監視者の待つ小部屋だった。

 時の監視者「待っていましたよ…私は時の監視者。時空の因果を守る者にして、あなたをここに呼び寄せた者です」

 と、時の監視者はニセ部屋神が自分だったと明かし、また「天封呪」を破る方法…「時封呪」のことや、ソレを使うために大地からエネルギーを奪っていたことを語る。「天封呪」を破る…つまり、平行世界(今居るここ)に封じられた者が元の世界に戻るためには、「時封呪」…時を遡る術で「飛ばされる前」に戻ればいい。そして、ソレを成すのは、前回シャスタも云っていたように、時の監視者の役目。この辺までは第19話と同じなのだが…。

 主人公「なら、俺を元の世界に返してくれるん?」
 時の監視者「…ですが、時の潮は引いてしまいました」

 無情にも、時の監視者は告げる。引いたんならまた次の潮がくるのを待てばいいような気もするが、きっとアレだ、ど田舎toど田舎のバス路線の如くダイヤがえらい状況になっていてむしろ12km歩いて帰った方が早かったりする状況。だいたいなんで学生が利用する路線なのに10:50の次が13:23でその次が16:20な訳!?(←何処だよ)しかも時間潰すにもど田舎のど田舎たる由縁、何もない。ともあれそんなカンジで時の潮、時なだけに潮が一度引いてしまったら次が来るまでにべらぼうな時間が掛かり、それからではもう間に合わないのかもしれない。

 主人公「じゃあ…俺は帰れないってこと?」
 時の監視者「そうです。あなたを使い、平行世界の彼方にいる天封呪の使い手を倒す…と云う私の計画も無に帰したというわけです」
 主人公「………? なんだよ、判んねーよ?」

 そう、そこまでもが時の監視者の計画だった。「天封呪」に生み出された影…いわば昨日まで何もなかった石器時代の地層から何故か今日いきなり神の手によって掘り出された22世紀のネコ型ロボット(←無茶しすぎ)とかそんなオーパーツっぽい主人公をこの世から消すだけでなく、その原因たる「天封呪」の使い手(黒い龍)さえも消そうと云うのだ。要するに第19話は全て時の監視者の計画だったのである。
 だが、今回はその計画は崩れ去った。少なくともこの世界では。んでもってプロジェクトに使えぬのであれば主人公に用はない。越後のちりめん問屋のアレやファーイーストリサーチ社のアレだって何かの役には立ってるから存在を許されてるのだ。たぶん。

 で、次の台詞から推測するに、第17話でさくらが石にされてたのも時の監視者の仕業で、おそらくさくらでは、時封呪を使える使えない以前に、時の障壁を超え、過去を変えられるだけの力を持たぬと判断したのだろう。蒸気ロボットで戦ったり手から変な波動を出したりクロウなカードを使えたりするさくらだったらともかく、第27話で飛ばされた時点でのさくらはまだまだ初心者仙術使い。処でエスパーなさくらは苗字なんですがザ・さくらズに入れてもいいんでしょうか。

 時の監視者「『時封呪』が使えぬのであれば、あなたは『天封呪』の生み出した目障りな影。石にでもなってもらいましょうか……食らえビィーム!!」
 主人公「何ィ!? …あれ? 石になんかなって無いぜ!?」
 時の監視者「……さすがここまで来ただけのことはありますね。この程度では封じられませんか。しかし私を甘く見ないことです」

 で、少し様子を見ていた時の監視者が作り出したのは、何と主人公自身の分身だった。しかも4人も居て、点滅状態の彼らがわらわらと襲いかかってくる!!


だって半透明って古今東西無敵状態の代名詞でしょ!?



 主人公「って云うか弱!! 半透明の癖にそんなボコボコダメージ受けちゃダメじゃん君ら!? もっとゲームを勉強しろ!!」
 さくら(電波系な別人格)「いや…ソレは何か論点が違うわよ? ここで重要なのはあのイタリア人配管工の帽子の下は本当にハゲなのかでしょ!?(←違うだろう)

 いやーほら映画版がそうじゃん? ってな訳でニセ主人公ズはホントにあっさり片付いてしまう。時の監視者は沈黙し、後は岩をも砕く主人公の一撃で灰燼に帰した。これで大地のエネルギーを奪っていた原因も無くなり、全ては元通り。まあ元の世界に帰る手掛かりはとりあえず無くなったが、世界は広いのだ、他に「時封呪」使える者が居るかもしれないし。そして、主人公は老師に報告するため、仙窟を後にした。


 ……終わり。次回「封印の門」の最悪エンディングやった後、いよいよ「因果応報」のグッドエンドです。


ひとつマエカオスシードひとつアト

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