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第40話「杞人之憂・別解」


 例によって最初に解説……今回は「杞人之憂」のバッドエンドの部分なので、第31話第34話までの流れを踏まえ、第35話と入れ替えるカンジでお読みください。あとまあ「第32話でじーさんと将棋を指さない」=「『真剣勝負』の内容を知らない」って条件も必要なんですが、まあソレはソレ、きっとあの話しは単に淋しい老人の作り出したステキな幻想で実在の会社とかそういうのとはあんまし関係のないとこだったのでしょう。
 では、本編をお楽しみください。


 さて、龍穴炉(龍脈に通じる井戸。ここからエネルギーをガンガン振り込んで大地を復活させるのが洞仙の仕事)を囲むように東西南北を司る魔鏡を設置し、エネルギーも満タンになったことでリーチ掛けて一撃必殺のトラップも完成、後は王蒼幻(わんそうげん)が待ち牌を振り込む…もとい仙窟にやってくるのを待つだけとなった。

 捜神死郎(そうじんしろう)「いよいよでござるな…」
 主人公「ああ。王蒼幻、いつでも来い!!」
 蒼幻「こんにちは」
 主人公「うお早ッ!?」

 そいやここのとこ、今回再プレイして気付いたんですが、第35話の絵の周りネタでなんか「気」ってあるとこ…実はそんな台詞ありませんでした!! いやーはっはっは、何と間違えていたのかどうにもこうにもジェロニモってカンジ?(←どんなだ)ともあれ、今更直すのもめんどくさ…もといまあソレはソレ、きっとあの話しは淋しい老人の作り出した以下同文だったのでしょう。まあけっこう筆者「ジョジョ」に影響受けてるから!!(←割と関係ありません)いやほら…「ジョジョ」ってそういうのよくあるし…(例:アナスイの性別)。

 で、電波かなんかによる主人公の呼びかけに応じ、いたいけな仙窟管理パーティーを秒殺して龍穴炉までやってきた蒼幻は、とりあえず「今ならまだ間に合いますよ?」と切り出した。
 なお今まで書いていなかったが、シナリオ侵入者は、そのとき主人公の居る部屋(たいていは龍穴炉の部屋)から最も遠い部屋に侵入し、そこからてくてく歩いて来る。んで、途中に仙獣(主人公と別働隊で、指示したルートを回って仙窟管理&見敵必殺)と会えばバトルになり、それで侵入者が負けるとボーナスが入ったり主人公と戦うときにHPが半減してたりする。

 主人公「間に合う…? いや…エド、君の云うことは判るが…しかし、ドリームキャストは…今更いくら売れても再値上げできない以上、生産中止の撤回はないだろう…?
 蒼幻「そうなんですよね…ですが、19900円以降のドリキャス戦略は確か、本体は赤字だろうとネットで回収と云う話しがあったので…って、なんですかソレは。だいたいエドって誰」
 主人公「フッフフ、実はゲーム雑談記のジョニーとエドは俺と君がモデルなんだぜ!?(←そうだったのか!!)」
 死郎「今回書くこと少ないからと好き勝手やってるでござるな…」

 いやホント、今回の分だけだとあんましストーリー自体の量は多くないので…で、蒼幻の云う「間に合う」とは、もちろんドムでもバボーでも@でもない(←もはや暗号である)。あと割と3DOでもないと思う。

 蒼幻「このまま帰る気はないか、と云うことです。私は真剣勝負に情けを掛けるほど甘くはないですし、生命はそう粗末にするものでもないでしょう。そして今のあなたでは私には勝てません。以上説得終わり」
 主人公「あんた実はなんかスゲェ殺る気満々じゃねーか!? しかしッ!! そんな自信はこれを見てからにしてもらおうか!!」
 蒼幻「!! これは…魔鏡!? …ッ!!」

 その瞬間、蒼幻を囲むように魔鏡が浮かび、満ちた龍脈の絶大なエネルギーが蒼幻に集中し、大爆発を起こす!! 大地をも揺るがすエネルギーの奔流…こんな一撃を食らえば人間などひとたまりもなく、影も残さずに消し飛ぶだろう。しかし。それでも蒼幻は立ち上がった。

 主人公「バカな…あれで生きてるのか!? だが…もはやお前に勝ち目はないぜ!?」
 蒼幻「ふ…甘く見ないでください。これでようやく互角と云うところでしょう!!」
 主人公「強がりを!! 食らえ俺の愛の一撃!!」
 蒼幻「キュー。やり…ますね…。私の…負……け……」
 死郎「もうでござるか!?」

 その恐ろしい実力を見せると思いきや、やはりダメージはいかんともし難かったのか、仙術を使うまでもなく大攻撃の連発であっさりと蒼幻は倒れ、光に包まれて消滅した。この世界の蒼幻はいざ知らず、現実世界の彼(神代から転生を繰り返す術者)を考えれば、おそらくまた転生してくる…のかもしれないが、とりあえず老師の仇はとることができた。

 なお第33話でも書いたが、バッドエンドのパターンでは三界老師はちゃんと蒼幻に殺されてずばりあの世の住人となってるらしく、グッドエンドで用意されていた「真剣勝負=将棋の勝負」と云うオチはない…って云うかこの期に及んでそんなんなったらなんかもうえらい大変である。蒼幻も浮かばれまい。


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 ちなみに魔鏡を設置しない&死郎を仲間にしなくても蒼幻には問題なく勝てるので、俺より強いヤツに会いたいとかいちいちダンジョンなんか潜ってられっかーとか「ガンパレードマーチ」も継続中と云う今のこの限られた時間の中で洞仙日記を書くために手っ取り早く再プレイしたいとかの場合(←誰だよ)は最初からすっぱり無視してもクリアできます。魔鏡のあるダンジョンはたいてい変なとこに出現するので通路延ばすのも一苦労だし。


 さて、蒼幻は倒した。しかし主人公の気分は晴れなかった。私怨のために龍脈の力を使い、また仇を討とうが老師が戻る訳ではない。本当にこれで良かったのだろうか。これは洞仙としてどうなのだろうか…? もう、教えてくれる老師は居ない。

 主人公「老師……俺のしたことは正しかったんでしょうか…?」
 果てしない青空で何故か微笑む老師の顔「…ここで一発おぬしがカッコイイところを披露すればじゃな、今までほとんど届かんかった、ギャルからの恋文も来るやもしれん…」(おおつきべるの『仙窟より愛をこめて』より)
 主人公「いや…こういう場面で出てくるのは普通もっとこう別のシーンじゃあ…? 第31話のとか」
 果てしない青空で何故か微笑む老師の顔「そうかのう…?」(←答えてるし)


 …終わり。次回は再び「封印の門」の分岐分です。


ひとつマエカオスシードひとつアト

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