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第37話「封印の門・別解その一の一」


 さてすっかりおなじみ、最初に注意のおさらいコーナーです。まずこのシナリオ、攻略ページのシナリオ6を見ていただけると判るように、エンディング多いわ分岐細かいわ再プレイめんどくさいわそろそろマイサターンの内蔵電池がヤバいわパワーメモリーはなんでああもちっとも当てにならんのか無性に腹が立つわ(←一部関係ありません)ってことで、上のように必要に応じて「別解その一の一」とか「別解その二の三」とか「別解へのへのもへじ」とかにクラスチェンジします(←するなよ)。んでもって今回の「その一のX」は「シャスタとヒロインが仲間」のパターンなので、第15話第17話を踏まえた上で、第18話第19話と入れ替わるカンジでお読みください。


 第17話の話しだが、何故さくらと主人公の記憶が矛盾してるのかは、ここまで読まれた方には理解いただけるだろう。そう、実はさくらの記憶の混濁は先日、華奢なバディに大きな瞳でほっそりとした指先がチャームポイントのなんか灰色っぽい外見の人にさらわれて記憶操作されたからなのだ!!

 さくら「そうなの!? わあどうしようきっと矢追さんが来て変な吹き替えのビデオに出なきゃよ!?」
 主人公「…前から思ってたんだがヒロインに対するこの筆者のイメージってこれでいいのか…?

 ヒロインさくらに対する筆者のイメージは「怒りっぽい電波系」ってとこなのだが何かビミョーに間違ってたりしないか多少気にはなるがまあ大丈夫であろう。ちなみにこの記憶の矛盾についての正確なとこは第27話参照。まあせっかくなので「この世界」のサイドから見て改めて解説すると……。

・「今ここに居る主人公」は本来、異世界の存在。3年前、さくらと出会った(第3話)直後にこの世界に飛ばされて来て(第5話)そのまんま。
・「今ここに居るさくら」はずっと石化させられていたのだが(誰も知るすべはないが、1年前にこの世界に飛ばされて来た直後から。『時の監視者』の手による)、その直前まで主人公と一緒に仙窟を作っていたと云う記憶を持つ。でも「今ここに居る主人公」にはそんな記憶はない。
・これだけならさくらの出会った彼は「この世界に元から居た主人公」と云う推測もでる…が、ふたりとも「3年前に出会った」記憶は共通している。ゆえにソレもない。この矛盾やいかに!?

 …ってとこで前回はお茶を濁して居たのだが、「因果応報」のバッドエンドを終えた今! 謎は全て解けている!! まず、過去を修正することで「3年前異世界に飛ばされなかった主人公」が存在する(第19話)。そしてさくらが一緒に仙窟を作ったのは彼で、その直後に彼女は「天封呪」でこの世界に飛ばされてきたのだ(第27話)。
 それなら今ここに居る主人公も居なかったことになるような気もしないでもないがまあそのへんはあんまり深く考えないように。アレだ、ドラえもんだってのび太がしずかちゃんと結婚してセワシん家が貧乏でなくなったらそもこんな、ネズミに耳を囓られただけでボディカラーが青くなると云う実に欠陥品っぽい中古ロボットなど買う必要なく、もはや歴史から消滅してるろうに未だ現役。まあシュレディンガーの猫ライクに「今はそのどちらでもある」状態…ってとこなのだろう。


 で…まあ途中までは第18話と変化ないのでさくさく行こう。シャスタを連れ戻しに仙窟にやってきたケブレスとの戦いの中、不覚にも主人公は倒されてしまう!! ここがシナリオ分岐ポイントなのだが、普通にやったら負けるのはまず不可能なこのシナリオ、えらい苦労する。それはもう剣をぶぅんぶぅん振るケブレスの前に装備を全て外してああんもっとボクを斬ってぇと体当たり連発しても軽く3分は掛かるが、今回はかろうじて負けることができた!!(←それでもかろうじてかい)

 主人公「ああ なんということだ しんでしまった
 さくら「もし もういちど やりなおす ことが できたら…疲れるんでやめましょうこれ」
 ケブレス「フッ、これでは話しにならないな…」
 シャスタ「もー!! 少しは手加減してよ!!」
 主人公「いやーはっはっは、これ以上手加減されると俺寝てても(シャスタとさくらだけで)勝てて、もはや負けるのは鶴仙人がベジータに勝つくらい不可能なのことでボクは困ります!!
 さくら「そこまで絶望的な不可能さなの!?」

 そうなのだ。のんびりしてるとシャスタもさくらも勝手に回復魔法/仙術を使う(ケブレスは使えない)ので、それはそれは積極的に負けに行かなければ負けない。ちなみに勝つだけならマジでもう10秒で終わる。

 ケブレス「帰るぞシャスタ。アレックスが待ってる」
 シャスタ「んん、残るわ。洞仙って何なのか見極めたいの。どうも悪い人には見えなくて」
 ケブレス「また始まった!! この前死人使いに騙されたのもう忘れたのか!! 怪しげな龍使いの時も同じこと聞いたし…毎度毎度懲りないヤツだ。あえて言うなればお前、マーク2時代から次こそは次こそはとセガハードに固執して来て今なお『9900円になったムキャがバカ売れすれば生産停止が撤回されるかも!?』とか言ってる濃い人のようだぞ!!
 シャスタ「それはとても失礼ね!?」
 主人公「ああ ぼくの ことかい
 ケブレス「言い出すと聞かんからなあ…まあ好きにするといい。しかし洞仙か…俺には、悪いヤツに見えるがな」


まあ見た目はね…。



 てなわけで、ケブレスは帰っていきました。ちなみに筆者は別にセガハードに固執する濃い人ではないのでムキャ生産停止でも別にダメージないデスヨ? やっぱりサターンがいちばんさ!!(←サターンかい)

 んで、次のシナリオ侵入者は雷漢なのだが、ここもやっぱり第18話と同じなのでスルーして、いよいよ最後のエネルギーを振り込む!! エネルギーに満ちた龍穴炉の持つすさまじい力を目の当たりにし、シャスタは思わず感嘆した。この力を使えばそれはもうそこらへん征服したり一撃必殺のトラップにしたり(第32話)もはやホリススム以上のレベルにも辿り着けるだろうに一切私利私欲には使わず、人の偏見にも黙ってただ大地を甦らせるために孤独に働く…これが洞仙なのだ。

 シャスタ「洞仙ってすごいのね!! …どうしたの?」
 さくら「大地が…甦らない」

 達成感も束の間、音を立てて大地が震え、龍脈のエネルギーがいずこかへと吸収されていく。そう…エネルギーが満ちても大地が甦るとは限らない。大地が自然に衰えたのでなければ、必ず衰えさせた原因が居る。それが例えばシナリオ5「大地の樹」の大聖樹だったり、シナリオ7「因果応報」のちび龍だったり産業廃棄物だったりするのだ。そしてそれを除くのもまた洞仙のつとめ。そして今回は…おそらくは、地下に眠る封印の先に答えはある。ならば、まだ仕事は終わってはいない…と云うことで、3人が封印の扉へと向かうと、ひとり静かに伊邪那岐(いざなぎ)は居た。自分にはこの封印は開けられないと、主人公を待っていたのだ。洞仙ならば「解封呪」…エネルギーの満ちた龍脈の力であらゆる封印を解ける術がある。龍脈は気の流れる道、封印は流れを遮るものゆえに、エネルギー満ちた力強い奔流には逆らえないのだろうか。

 伊邪那岐「…いよいよですか」
 主人公「ああ。じゃ、『解封呪』を使うぜ…玉皇上帝の威光と、天地五行の理で、絶対結界を解く…封印よ、消し飛…ッ!? …ぐッ」

 術の完成する瞬間、最も無防備となったその一瞬に、伊邪那岐は主人公を突き飛ばす!!

 主人公「ああ なんということだ せんせいが よこからのこんぼうのいちげきで 3めーとるもとばされて かべにぶつかって しんでしまうなんて ぐふっ」
 さくら「またそのネタ!? 何をするの!! でも戦闘でわざと負けるのに比べたらずっとラクだから許す!!
 シャスタ「許すんかい」
 伊邪那岐「悪く思わないでください(←無茶言うな)。この先…冥界へは、私ひとりで行かなければならないのです。…けして、付いてきてはいけません」

 言い残し、伊邪那岐は単身封印の扉の奥へと消えた!! 以下次回!!


ひとつマエカオスシードひとつアト

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