トップ更新履歴リンク

第33話「杞人之憂・その三」


 どうにも毎度「主人公」で名前がないのはかわいそうとのことで、今回実験的に世界の国々の代表的な名前を用意してみました。どれもこれもグッドネーミング大賞に輝きそうなステキな名前なのでさあどうぞ下のフォームをテキトーに変えてお試しあれ。きっと君もとても気に入る名前があるハズさ!!

 ……何処からツッコミ入れればいいんだろう……

 …やっぱめんどくさいしデータサイズも膨れるので却下。


 さて本編、まずはこの地下に眠る4枚の魔鏡を探すわけだが、やること自体はいつもと変わらない。荒廃した大地の地下、風水を駆使して仙窟を作り、それで集めた大地のエネルギー(陽気)を龍脈の心臓部たる龍穴に振り込むことで大地を甦らせる…これが洞仙の仕事。そして、その過程でアクシデントが起こったり洞仙討伐部隊が侵入してきたりいろいろ妙な縁が生まれたり…と云うのがほとんど全てのシナリオで共通する流れである。

 で、この「仙窟を作る」と云う作業には無限大のバリエーションがあり、最もプレイヤーの個性が出る箇所となる。スペースに限りこそあれ、部屋と通路をどう作るかは自由自在。まあダイヤなブロックのみーんなの町ー♪みたいなもんである(←そうなのか)。以前も書いたが筆者の場合は「仙窟は可能な限りコンパクトに作る」と云うスタンスなので、たいてい毎度「生産・練丹×2・召喚・索敵」の5部屋で終わる。倉庫部屋作れればテキトーに作るのだが、基本は索敵の1レベルで見れる範囲に留めておくので、それはもうラクである。もちろん人によってはもっと狭かったり、逆に毎回スペースギリギリまで部屋を作ったりすることもあろうし、やたら通路だけまにょーんと延ばしに延ばしてなんかもはや「仙窟活龍大戦」でなく「迷路ゲームツクール」として遊ぶ人も居るだろう。

 主人公「居るのかそんなん!?」

 居るさ!!……とは思うがもしかしたらそんなん筆者だけか……?(←お前かい)まあともかくこの辺、自分なりに俺たちのベストプレイスを探すのもまた楽しみ方のひとつってコトで。その気になれば時間は掛かるが生産部屋一部屋だけでクリアもできよう。因素が全くない生産部屋でもレベル1での生産力は40/1ターンあるので、生産力を強化しなくてもなんとたったの500ターン(普通の10倍くらい)掛けるだけで2万も溜まるのだ!!(←時間掛かりすぎ)


あれからぼくたちは何かを信じて来れたかなぁ…。



 んで、前フリが長くなったが…何がイヤかって要するにこのシナリオ、初めから4部屋+そこにつながる通路が完成しててそれがやたら広いのだ!! ので、もはやコンパクトに作ることは不可能。しかも序盤は転送部屋(別の部屋へテレポートできる部屋)作る余裕もないので…結果どうなるかと云うと、ただっ広い仙窟の中を流れる汗もそのままにずんどこ走り回るハメになる。いつかたどり着いたら君にうち明けられるだろう!!(←何を)

 主人公「あーもう!! 仙窟一周するだけで1ターン終わるやんけー!!」
 華翼仙(かよくせん)「ぴー…」

 それはもう毎ターン、飛天石出口(いわゆる転送装置の出口。ここからザコ侵入者が入ってくる)を破壊しにダッシュするしかない。この辺もプレイスタイルによるだろうが、筆者は飛天石出口は全て自分で破壊することにしてるので(だから普段狭く作る)、とにかく走る。仙獣に任せてもあんまし当てにならんし、あと最後のひとつを自分で破壊したときに出る宝箱ってけっこう美味しいのだ(出ないときもあるけど)。しかも最後の飛天石出口が並んで居る場合、同時に破壊すると宝箱がふたつ入手できるので覚えておこう!! 関係ないが「ボンバーマン」って出口に爆風当てると何故敵がわんさか出てくるのだろう。君はそんなデンジャーな場所から自由を求めて逃げだそうと云うのかい。

 あ、今回はトップページでのキャラ紹介のために…もとい単に趣味で…ソレももとい、レベルアップのために一時的に華翼仙をパーティーに入れてみました。華翼仙は名の通り十二支の酉(鳥)で、則巻ガッちゃん口調の鳥娘である。ドット絵だとなんかおむつ履いたパンクなお子様に見えるのだがホントは仙獣中屈指のキュートさで、姉御(馬明仙)やネズミ君(窟子仙)と違って言葉は喋れないゆえ要らんツッコミもなくて安心。ただ戦闘能力は全仙獣中最低で、何でも食べたり触覚からビームを出したり何時の間にかふたりになってたりはしない。

 ちなみにこの、主人公パーティーの編成にもやはりプレイスタイルが出るもので、筆者の場合はヒロイン、ゲスト、馬明仙(ばみょうせん)、華翼仙で組むのみ(女の子ばっか)。なんかもう趣味以外の何でもない。もちろん戦力を求めるならウサギ君なりイノっち(…)なりの方が上であろうが、その分自分で動けば良いだけなので、人によってはヘビ少年やウサギ君や黄色いネズミやフランク長瀬やブラック・マジシャン・ガールは絶対入れると云う趣味の方も居るだろう(←途中からなんか違うゲームが混じってます)。


 さてはて、そんなこんなでおそらく魔鏡があるだろうダンジョンが出現したので入ってみる…と、途端に侵入者が現れた!!

 華翼仙「ぴっ!!」
 主人公「侵入者か!! でもこのシナリオめんどくさくてとっとと終わらしたいからカウンター用の侵入者撃退パーティー準備してないんだよな…」

 そう、普段はシナリオ侵入者を抹殺するためだけに20〜25レベルの暗殺パーティーを進入経路に置いてバリアフリーの逆を行く安心構造なのに対し、今回はそこまで時間掛けることもないと思ったのだった…のだが、なんと侵入者は単なる通りすがりの仙窟管理パーティー(非戦闘系)のしかもたった4レベルコンビに撃退された!! いや装備が最強だからなのだが…なんかこう今まで律儀にハイレベル仙獣を用意して歓迎してたのが少しだけ虚しくなっんだよパトラッシュ。ともあれほうほうの体で地下迷宮に辿り着いた侵入者は、洞天福の街で出会った侍、捜神死郎(そうじんしろう)であった。処でなにげに使った「ほうほうの体」、入れてみたら「這々の体」って変換して思わず納得。
 で、ここで主人公にもあっさり倒されると潔く、武士に情けは無用と死を覚悟する死郎。だが、主人公には考えがあった。

 主人公「無益な殺生はしないさ。それより頼みがある…俺に手を貸してくれないか?」
 死郎「助力とな…? 訳ありの様子。話を聞こうか」
 主人公「ああ。俺の老師は王蒼幻に殺された!!…と俺は今勘違いしてる!!…ことに俺は自分で気付いていない!! まあそういうことで敵討ちをしなければならない!!
 死郎「そうか(←納得するのか)。判った。蒼幻とは拙者も前々から戦ってみたいと思っていた処、及ばずながら助太刀いたす」

 なんか主人公の台詞からするに未だ真相(老師は蒼幻に将棋で負けただけ)に気付いていない様子。もはやコナンに操られる探偵やミシシッピーの豪華客船で死にまくるチャールズ卿より探偵に向いていなそうである。ともあれ、そんなこんなで死郎と行動を共にすることになり、そのままダンジョンを潜って第一の魔鏡、蒼龍鏡をゲット。


 で、次のダンジョンに入ったときの侵入者は、これまた街で出会った酔っぱらい、公明紅(こうめいほん)だった。今回は仙窟管理パーティーにも出会わず、ストレートに主人公の元まで辿り着く。第22話でも書いたが、こっちの世界の彼女もまた「父の仇が冷凍バナナを武器にして戦う暗殺者としか判らない…なら世界中の冷凍バナナ使いをこの世から抹殺すればいい!!」と云う豪快な理由で戦いに明け暮れているのだ。割とネズミに対して地球破壊爆弾を取り出す中古ネコ型ロボットと同レベルな気もする。

 明紅「違うって!! 仇は洞仙!! で…街で会ったあんたが洞仙だったの!? はああ判ってたら悪・即・斬してたのに!!」
 主人公「いきなり物騒だな…それにその理屈、かなり無茶じゃんよ」
 明紅「無理が通れば道理が引っ込むのよ!! あと無理に着れば肉も引っ込むし!!(←何処の格言)
 主人公「ぬう…凄まじいまでのジャイアニズム(jaian-ism……ジャイアン主義:世界は俺を中心に回っていると云う考え方。未来の百科辞典においてツチノコの発見者としても名を残す東京都の剛田武さんの通称より派生<おそらく英giant+ism)がいっそすがすがしいな。戦うしか無いか」

 まあ死郎も居たので割とあっさり倒した後、父を殺されたその気持ちは老師を殺された俺にも判る…と主人公が云うと、明紅はおとなしく帰っていった。そして探索を進めると、これまたあっさり第二の魔鏡、朱雀鏡を入手。これで残りは半分と、また新たなダンジョンが出現するのを待つことにする。


 しかし一方で、地上ではついに洞天福国の切り札となる男が動きだそうとしていた……つづく。


ひとつマエカオスシードひとつアト

トップ更新履歴リンク
inserted by FC2 system